ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
3度目の金城哲夫特集
昨日NHKの歴史秘話ヒストリアで「ウルトラマンと沖縄:脚本家・金城哲夫
の見果てぬ夢」がOAされたので早速収録しながら見たのだが NHKなら
ではの内容だなと思った。
私の知っている限り金城哲夫を扱ったドキュメンタリーは今回で 3度目で
ある。
最初がTV朝日の「驚きももの木20世紀」で93年にウルトラマン伝説として
OAされ、続いてNTVの「知ってるつもり」でも取り上げられていた。
「ノンマルトの使者」と「宇宙からの贈り物」という脚本集2冊を持っている私に
すれば、金城哲夫の人となりは それなりに知っていたが、TVのドキュメンタ
リーで多くの人達にウルトラマンをつくった金城哲夫という名前を知ってもら
えるのは嬉しい事だった。
「驚きももの木」ではウルトラの作品を中心に扱っていた。
ウルトラマンでハヤタが地底人に拉致され催眠術をかけられて変身したが
ハヤタが洗脳されてもウルトラマンには影響が無いというのに対し、セブン
ではモロボシ・ダンがダンカンから洗脳されるとセブンまで操られてしまう
EPに金城の迷いがあると語られたりしていた。
だからNHKでも語られたハヤタがメフィラス星人から
‘キサマは宇宙人なのか?人間なのか?’と問われて‘両方だ’と答える
シーンに金城の沖縄人か日本人かという問いに対する答えを出していると
言われていたが、セブンの頃からは迷いが出ていたというのがダンカンでの
EP だというのだ。
それでもウルトラマンやセブンの名シーンが多々出てきて嬉しかったのを
覚えている。
それに対し「知ってるつもり」ではウルトラでの話より沖縄に帰ってからラジ
オのDJをした話や沖縄のローカルTVで司会をしていた映像まで出てきて、
藤本義一氏が金城の事を語っていたのが印象的だった。
今回は どうしてもNHKなのでベトナム戦争の話や海洋博の話が「驚きもも
の木」よりも詳しく語られていた。
そしてゲストとしては必ず市川森一が登場して円谷時代の事を語るという
のは定番だった。
ただ3つの番組で切り口は違うものの、いずれも金城哲夫が本土と沖縄の
板ばさみに悩み苦しんでいたというのは痛いほど分かる。
もし金城哲夫が健在なら71歳という事になるが、現在のウルトラを見てどう
いう感想を持ったのだろうか?
(帰ってきたウルトラマンのベムスター偏では太陽の子であるウルトラマンを
太陽が殺すはずがないと沖縄で見ていた金城は怒ったらしい)
彼が亡くなっている今 答えは見つからないが、天才ゆえに短い生涯を駆け
抜けたのだろうけど やはり長生きして欲しかったと こういう番組を見る度に
つくづく思うのだった。
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