オープナーは高校野球でこそ

【MLB】二刀流と並ぶ球界変革「オープナー」 CY賞左腕「当初はバカげていると…」

 今年のMLBで大きな話題になったのは大谷翔平の二刀流とオー
プナーというのは間違いないだろう。

 大谷の二刀流は既に語り尽くされており‘エースで4番’的なもの
を日本が喜ぶのは当然だが、オープナーこそ日本の野球界も積極
的に取り入れるべきではないかと思う。

 オープナーとは1回を中継ぎ投手に任せ2回から先発投手が登板
するというシステムで、どうしても立ち上がりに失点しやすい先
発投手より1イニングしか投げないものの0に抑える事ができる中
継ぎ投手を最も打順の巡りのいい1回を任せるというもの。

 これだと先発投手の頭数を揃えられないチームは大いに活用でき
るわけでが、本来なら中継ぎ投手をつないで凌ぐブルペンデーの発
展形という事になる。

 昨年のLAドジャースは先発投手が打順2周りを投げ終えると2番
手投手にスイッチするというシステムを導入してナショナルリーグ
で優勝しWシリーズ進出を決めたわけだが、オープナーは更に継投
を進化させたもので打線のレベルアップに対抗するための戦術とい
うのが分かる。

 以前と比べて打力のレベルアップは著しく失点を少しでも抑える
ためにデータを駆使し、あらゆる手を考え出すのがMLBのやり方な
のだが複数の投手を揃えづらい高校野球でこそ大いに活用できるの
ではないか。

 ちなみにオープナー的な投手起用法を実演して優勝したのが07年
の佐賀北で、右の本格派エースの久保を敢えて先発させず左の変則
投手の馬場が4回ぐらいまで投げて5回あたりから久保が投げるとい
うスタイルで見事に優勝を飾った。

 それから一気に高校野球でも継投で勝ち上がるチームが増えたわ
けで、できればどこかの公立校がコレを実演して甲子園で活躍する
と一気に流行るのではと思ったりする。

 ここまで打力がレベルアップした現在1人の投手がフルイニング投
げ切って優勝するというのは非常に低い確率だし、仮にそのスタイル
で優勝したのと引き換えに優勝投手が潰れるというのは昭和の時代だ
けで十分だろう。

 先述したようにオープナーは基本的に持たざる者のための戦術だか
ら、ぜひ高校野球でやる学校に出て来て欲しいものである。

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