野球人気を視聴率だけで計るなかれ

ロッテ視聴率も日本一!瞬間最高34・1%(スポーツニッポン) - goo ニュース

‘地味で視聴率が取れない’と前評判が悪く、G1とG2にG5の地上波中継が
なかった今年の日本シリーズが日曜日にマリーンズの優勝で終わったが
延長戦に入ったG6とG7の視聴率は瞬間最高34,1%を記録したらしい。

 地味なイメージが持たれる理由の1つに名古屋と千葉の対決という全国
区ではないという要素が言われるが、正直言って詭弁であるのはG6とG7の
視聴率でハッキリしただろう。

  まず7試合を見て顕著だったのが両チームのスタンドは全試合ほぼ満員で、空席が目立つシーンを見かけなかったのは嬉しい事だ。
 ローカル色云々が言われるが、ローカル色が悪いのなら高校野球もダメ
だという事になるだろう。

 更に3日に行われたG4の視聴率が昼間の早慶戦に惨敗したと声高に言う
記事があったが、これこそ木を見て森を見ず。
 斉藤佑樹が入学してからも早慶戦の中継は必ずNHKが1試合OAしている
ものの、ここまでの視聴率が上がった事はないし10月31日の早慶戦のG1
が そこまで視聴率がよかったか疑問だ。

 つまり‘勝てば優勝’というビッグゲームで斉藤佑樹のラストゲームという
要素に全国ネットのNHKが通常なら1時間遅れで放送開始のところを5分
遅れでスタートしたというのが大きいだろうし、シリーズのG4は地方ネットの
少ない TV東京系の中継でNHKのBS-1も並列していた事にマリーンズが
勝っても王手にしかならないという状況だから例えナイターでも仕方ない
だろう。

 マスゴミは最近の人気の高低を視聴率で計ろうとする傾向が強いが、
人気があるかどうかは試合会場の観客動員数だというのを忘れては
いけない。

  更にマスゴミの大好きなスター待望論(スターがいれば観客動員や視聴
率が上がる)という論理も清原和博や野茂英雄、イチローに松坂大輔など
スター選手達がブレイクした直後こそ観客動員や視聴率に好影響を与え
るが、数年経つと元の木阿弥になるという過去の例を覚えてないのだろう。

 結局プロ野球中継の低視聴率は試合開始から試合終了までOAするBS
やCSの普及に対し、試合開始から1時間後に始めて時間が来ると途中で
打ち切るスタイルにロクに自分の現役時代の経験論しか言わない暗愚な
OBの解説とバラエティの延長のノリで中継する事を恥とも思わない地上波
TV局の姿勢に心あるファンがソッポを向いた結果に過ぎないという事だ。

 予断ながら私が最も面白いと思った解説は野茂英雄の
‘調子の良いピッチャーは送りバントでアウト

カウントがひとつ増えると「ラッキー」と思う’

というコメント。

 何とかの1つ覚えのようなセオリーを声高に連呼するOBとは違う解説こそ
私の聞きたかった解説だった。

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