BSフジのTHE GAMEで86日本シリーズが取り上げられ

　昨日4月16日の20：00からBSフジでOAされたTHE GAME震えた日
は86年日本シリーズのライオンズーカープで、昨年の12月31日にOA
された再放送だったようだが個人的に脳幹出血で入院中だったので
見られなかったため今回ようやく見る事ができた。

　コメンテーターとしてライオンズ側から東尾修と太田卓司、カー
プ側からは山本浩二と達川光男が当時を振り返っていたのだが40年
近く前のシリーズだけに記憶と映像のズレが見て取れる。

　G1を引き分けたためG2 からカープが3連勝しG5からライオンズが
4連勝するという史上唯一8試合行われたシリーズでもあり、これを
勝ってからライオンズが80年代後半から90年代前半まで黄金期を築
く事になるきっかけだった。

　当時のメンバーを見るとカープは同じメンバーで戦っていたのに
対し、ライオンズには太田卓司をはじめ広橋公寿に行沢久隆や岡村
隆則らが出場していただけでなく秋山幸二がサードを守っている。

　カープが3連勝し王手をかけた時にクローザーの津田恒美が‘ライ
オンズ打線迫力がない’というコメントは本来なら89年バファロー
ズの加藤哲郎が‘巨人はロッテより弱い’並みのシリーズを左右した
暴言と批判されてないわけだから面白い。

　ちなみにG5で津田恒美から投手の工藤公康がサヨナラタイムリー
を放つのだが、達川が‘今だからこそ話せるが球場が冷え込んでいた
ため津田は血行障害を起こしていた’と発言していた。

　またG8の決勝点はジョージ・ブコビッチの2ベースだが、その前
に太田卓司が盗塁に成功しておりカープサイドは太田が走ると思っ
てなかったので1塁手は牽制に入る事なく下がって守っていたから
という話など当時TVにかじり付いていた者にとっては腑に落ちる
話を聞く事ができた。

　最近の民放地上波はろくでもない番組ばかり作っているが、BS
では民放でもこういった素晴らしい番組を作る事ができるので定
期的に制作できないものかと思ったりするのだ。