白球の記憶に徳島商ー魚津戦を

 NHKの高校野球中継では試合の合間に白球の記憶という、思い
出の名勝負を流している。

 個人的にはコレを楽しみにしているのだが日程が進むと同じ試合
が繰り返し放送となってしまうので、もう少し違う試合を見てみた
いと思ったりするのが人情だろう。

 他にコンテンツがないのなら仕方ないわけだが今から6年ほど前
にNHKはアーカイブドキュメントとして高校野球100年ものがたり
という企画で、わがふるさとのベストゲームというタイトルで47都
道府県住人の心に残るベストゲームを2試合づつ流していた。

 今年の選抜では試合の合間に県別でOAされているのだから利用
しない手はないし、これから漏れた試合あたりも流して欲しいと思
うし個人的には58年夏の徳島商ー魚津戦などを取り上げて欲しい
と思うのだ。

 ちなみに徳島県編は82年夏の池田ー早稲田実戦と83年春の池田ー
横浜商戦が、富山県編は86年春の新湊旋風と14年夏の日本文理ー富
山商戦が選出されていた。

 つまり徳島商ー魚津戦はコレから漏れているからこそ白球の記憶
の方で流して欲しいと思う。

 この試合は昭和の時代には月刊少年チャンピオンや高校野球名勝
負物語などの本にマンガや書籍に掲載されていたし、朝日放送のド
キュメント‘ああ甲子園’でも扱われており試合中に主審の声が潰れて
無声の延長戦になったりナイター照明点灯時に照明に慣れるために
試合を中断してシートノックをするなどエピソードには枚挙にいと
まがない。

 そして何と言っても延長引き分け再試合が最初に採用された試合
だし松山商ー三沢や早稲田実ー駒大苫小牧戦などが扱われているの
を考えると、この試合が扱われないというのは高校野球の歴史を紹
介する上でもったいないと思うのだが。

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