九国大付 09年春以来2度目の優勝 九州地区高校野球大会
21日から久留米などで開催されていた高校野球・春季九州大会は
九州国際大付が明豊に13-0で勝ち、09年春以来2度目の優勝を果
たした。
県予選を4位で通過した九国大付は初戦で佐賀優勝の東明館に2-
1で勝つとベスト8では昨秋優勝で選抜ベスト8の創成館に5-1で
快勝し、ベスト4では沖縄1位の未来沖縄に2-1で勝って決勝進出
して明豊には13-0の圧勝で一躍今年の福岡北部の優勝候補に名乗り
を上げる事になった。
今年の福岡は記念大会という事で南部と北部から1校づつ2校が
出場できるのと、進学校である東筑が夏春連続甲子園出場という事
からか小倉や八幡といった進学校を含めた北九州市内の4校が九州
大会への出場権利を獲得したのも話題になっていた。
さて九州大会などの地区大会は春と秋の年2回行われるが、秋は
翌年春の選抜大会の予選という位置付けなのに対し春は夏の予選の
前哨戦という形になっているものの優勝したところで夏の甲子園出
場が確約されるわけではない。
以前の高校野球の思想はどんな大会でも全力で勝ちに行くのが当
然だったため昭和の時代は69年から20年間で九州大会の優勝校が
夏の甲子園に出場したのは10校、準優勝校も8校と優勝校の半分が
甲子園に出場できていたのに対し平成に入ってからは29年間の中で
優勝校は11校で準優勝校は10校と半分以下になっている。
ちなみに昭和に出場した優勝校は甲子園で勝ったのは5回で通算
9勝だったのに対し準優勝校は6回で14勝、平成の優勝校は甲子園
で勝ったのは9回で19勝を準優勝校も9回で21勝を挙げているの
をみると春の九州大会のファイナリストは甲子園に出場すれば活躍
する可能性が高いという事になる。
それを考えると九国大付や明豊が甲子園出場すると夏の活躍が楽し
みになるわけだが、果たして首尾よく甲子園出場ができるかどうか・・・