都市での攻防戦はデュナミスト衰弱の証

 ウルトラマンネクサスという作品は予算が当初から予算が抑えら
れていた事から巨大特撮ヒーロー作品ならではの都市破壊シーンが
前半のうちは少なかったのだが、後半の残り3つのEPで遂に都市を
舞台にした格闘シーンが登場する。

 予算が抑えられていたからこそネクサスワールドはビーストが
知的生命体の恐怖心を捕食するため防衛チーム・ナイトレーダー
の戦いは人目につかない場所でのミッションばかりだし、ウルト
ラマンもビーストを倒した時にビースト細胞の飛散シーンを防ぐ
ためメタフィールドという位相空間の中で戦うという設定にして
いたようだ。

 そのメタフィールドはウルトラマンの身体そのものから作り出さ
れているのだが、変身するデュナミストが衰弱すると維持する力も
弱まり実際に姫矢編でも姫矢自身が弱っていたゴルゴレム編ではメ
タフィールドを破って都市部に侵入されかけた事もあった。

 それぐらいネクサスで最初に都市での戦いが描かれたのはメガ
フラシ編からになるのだが、この前後にホワイトスイーパーから
捕獲されビースト振動波の人体実験を受けているので憐も相当な
衰弱ぶりである。

 皮肉にもデュナミストが衰弱したおかげでメタフィールドが展
開できず都市での攻防戦というスペクタクルな場面が見られるの
だから、見ている者達にとっては複雑な感がするだろう。

 ちなみに都市での攻防戦は第1期ウルトラではウルトラマンは
39話中10話ほどあるのだが、セブンは49話中5話ほどしかないの
でネクサスの39話中4話というのは悪い数ではないとは思う。

 

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