2018選抜高校野球,第11日 

決勝は智弁和歌山―大阪桐蔭 選抜高校野球大会第11日

 1日の休養日を挟んで行われる準決勝は第1試合が00年春決勝の
再戦となる東海大相模-智弁和歌山で、両校とも打線が活発という
事から点の取り合いが予想されるが立ち上がりにたたみかけて来る
相模と準々決勝のように終盤に真価を発揮する智弁打線という特徴
なので相模の速攻をどこまで智弁が凌げるか。

 第2試合は14年夏決勝の再戦となる大阪桐蔭-三重となるが共に
複数投手を擁しているので、特に三重の投手陣が桐蔭打線をどこまで
抑えられるか。

 第1試合:東海大相模 10 ⑩ 12 智弁和歌山

 1回に相模は1番が3ベースで出塁すると2番のタイムリーで先制
した後に3番もヒットで続き、4番が歩いて満塁から5番の2ベース
で走者一掃し4点を先行。

 ここで智弁はエースの平田が登板し後続を絶つと3回に8番がヒッ
トで出塁してバントで2塁に進み連続四球で満塁とし4番の2点タイ
ムリーで4-2と追い上げると、4回にも6番&8番の長短打で1点を
返しバントで2アウト2塁から1番&2番の短長打で遂に5-4と逆転。

 相模はここからエースの斎藤を投入し智弁の流れを止めると5回に
2アウトから6番がヒットで出塁した後に7番が2ランを放ち再逆転。

 更に6回には9番が四球で出塁すると智弁内野陣が立て続けにエラ
ーをして2点を追加しノーアウト3塁から3番の犠牲フライと、2ベ
ースで出塁した4番が6番の内野ゴロエラーで返り10-5とリードを
広げ勝負あったかに思われた。

 ところが7回に智弁が2アウトから4番の外野フライ落球と内野安
打で1・3塁から暴投で1点を返すと、8回には1アウトから9番&1番
の連打でチャンスを作り2アウト後3番の2点タイムリーで2点差に
すると連続四球で満塁から6番の2点タイムリーで遂に同点。

 これで流れは智弁に傾き10回にはヒットで2番が出塁すると3番
が歩き、バントで2・3塁から5番の犠牲フライと6番のタイムリーで
12-10として勝負を決めた。

 結果的に延長10回の12-10という形になったが元はといえば1回
に相模が4点を先制しノーアウト2塁で急遽登板したエースの平田が
後続を絶ち、4点で止めた事が相模得意の前半のビッグイニング戦法を
封じた形になった。

 第2試合:大阪桐蔭 3 ⑫ 2 三重

 2回に両校ともノーアウトで出たランナーを返せず迎えた3回に三重
は1アウトからヒットで出塁した9番が盗塁した後に1番&2番の短長打
で2点を先行すると、桐蔭も4回に5番&7番のヒットと8番の四球で満塁
と攻め立てるが先発の柿木に出したPHが倒れて無得点。

 5回以降 三重は桐蔭の2番手・根尾からヒットは打つものの得点でき
ず‘次の1点’が焦点になっていたが、6回に桐蔭が2アウトから6番の
HRで1点を返した。

 ところが桐蔭も三重の先発・定本相手に上位打線が抑え込まれ9回に
先頭の5番が歩きバント失敗で1アウト後7番&8番の連打で遂に同点に
追い付くが、なおも1・3塁とサヨナラのチャンスは定本が踏ん張って
延長戦に入った。

 延長でも互いにチャンスを作れずタイブレークまであと1アウトと
なった12回に桐蔭は4番が左中間を破りエラーで出塁した2番を返し
サヨナラ勝ち。

 三重はキャプテンの定本が素晴らしいピッチングをしたのだが、惜
しむなくは3回に2点を先行した時になおも1アウト3塁で3番&4番が凡
退し2点で止まった事。

 4回以降はスコアリングポジションに進んだのは1回のみだったのを
考えるとヒットなしで得点できるシチュエーションは3回だけ。

 ヒット数は7本づづだったが四死球が三重が2だったのに対し桐蔭は
7と、それだけ桐蔭打線のプレッシャーが定本を削っていたのが分かる。

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