‘怪獣なんかいるわけない’が通用するネクサス

 ウルトラマンネクサスの世界では地球防衛組織であるTLTがビー
スト被害を隠蔽しているので、一般人がビーストはおろか防衛組織や
ウルトラマンの存在すら知らない事になっている。

 第1期ウルトラでは怪獣の存在が一般人に認知されていたのに対
して、第2期では帰ってきたウルトラマンやエースなどで‘怪獣な
んかいるわけがない’と存在を否定する一般人が度々登場していて妙
に違和感を感じていた。

 特に帰ってきたウルトラマンの前半では怪獣の存在を否定する一
般人が度々登場していたが、第1話で勝鬨橋がタッコングとザザー
ンの戦いで破壊され山中にはアーストロンが登場しているのだから
全国版のニュースにもなっているだろうにも拘らずだ。

 ネクサスのように防衛組織が情報統制を敷いてビースト被害者の
ビーストに関する記憶消去など隠蔽工作をしていれば理解できるが、
それでも怪獣などが登場するという事態は情報がどこかで洩れるわ
けである。

 ビーストの被害を偽装したところで犠牲者や被害などの痕跡は残
るわけで真相を探るために根来甚蔵のようなジャーナリストが登場
し、それを妨害するTLTのメモリーポリスとの攻防戦が姫矢編では
描かれていた。

 基本的にTLTの作戦区域は一般人を立ち入り禁止にして行なうし
チェックも厳しいので、さしもの根来も入り込めずに切歯扼腕だった
のだがゴルゴレム編で山奥の温泉街を指定したため根来も入り込む
事ができたしカメラマンの保呂草がゴルゴレムとナイトレーダーの
戦いの撮影に成功した。

 ただしゴルゴレムとナイトレーダーの戦いの画像がスポーツ紙に
載るとMPも他のヨタ記事を捏造し、あたかも保呂草の撮った写真
がヨタ記事と思われるように偽装したわけでMPの方が一枚上手
だった。

 こういう世界ならば‘怪獣なんかいるわけない’というセリフも
大いに信憑性が出てくるわけだ。

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