エアコンなしで生活できるとは・・・・・

　ここ数日 朝晩は涼しくなったものの昼間は相変わらず30度を越える
残暑が続いているのだが、今年ぐらいエアコンのありがたみを感じる年も
珍しいだろう。

　ところでエアコンといえば我が家の親戚に伝説の人物がいた。
　祖母の妹で いずれも亡くなっているのだが機械オンチのためエアコンは
おろか扇風機すら扱った事がないのだ。
　だから戦前にタイムスリップしても生活していけるタイプだった。

　TVや扇風機はダンナさんがスイッチを入れるのだが問題はエアコン。
　住んでいた家にはエアコンはあるものの28年前に移って以来1度も入れて
なかったらしい。

　曾祖母の命日が8月18日のため祥月命日には祖母がお参りに暑い中を
歩いて行くと必ずエアコンはおろか、扇風機すら回してない。
　そこで祖母が‘暑いから冷房ぐらい入れなさいよ’と言うと
‘全然、ウチは全然暑くないよ、背戸風が涼しいけん’と言い返す
のだが実際には全く風など吹き込んでないらしい。

　祖父の家では祖父が暑がりのため夏はエアコンを1日中入れているので、
それに慣れている祖母などは扇風機すら回さない所には居られなかった
のだ。

　ところが ある年の夏休みに関東に住んでいる息子一家が帰省したので、
さすがにエアコンを息子さんが入れたらしいのだが白い煙が出ただけで動か
なかったらしい。
　やはり機械モノは使ってないとダメになるという事を証明した感じだった。

　祖母の妹も亡くなって6年になり今年のような猛暑だと こういうエピソードを
思い出すが、冷房なしでは熱中症になってしまうのではないかと思ったりする。