なぜインベーダーは御手洗博士でなく、樋口参謀長を拉致しようとしたのか

 ミラーマンの最終クールである40話以降は3クール目とは うって変わり怪獣
などが派手に暴れたりするEPよりも、第1クールの頃のようなムードの作品が
目に付く。

 たとえば40話のインベーダー移住作戦は2話のキティファイヤー編と、41話
謎の異次元怪獣は3話のダークロン編とプロットが同じなのだ。

 最終クールになって42話の少年インベーダーや46話のリサのような‘美しい
地球’
への移住を望むインベーダーが出ているので、地球侵略の狙いが地球
への移住
という事が明らかになり それを考えると9話のマルチ編で高濃度の
酸素を排出
する植物を育成しようとした話も 辻褄が合ってくる。

 そして それをインベーダーサイドからすれば地球への移住を邪魔する地球側の
重要人物を
‘赤い怪鳥’と呼ばれる宇宙船で拉致していたのだろう。

 ちなみに‘拉致’といえば3話のダークロン編で新幹線ごと拉致された前田教授
戻らぬままだった。

 ここで先日出た‘御手洗博士ではなく樋口参謀長だったか?’という疑問でも
京太郎や御手洗博士はインベーダーにとって裏切り者ではあったリサを匿おうと
したのに対し、防衛隊No1のタカ派である樋口参謀長は御手洗博士らと違って
たとえ地球人に害を及ぼさないインベーダーでも排斥する事を主張しかねない
と判断したのではないか。

 そういう事を考慮しながら改めてミラーマンを見ると、けっこう奥が深いと思う
のだ。

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