みんなの声援でパワーアップ

　1月20日に最終回を迎えたウルトラマンブレーザーの主武器は
敵にニ重螺旋から成る光の槍を投てきするスパイラルパレードで、
他にニジカガチストーンを装填して発動する虹色の光輪＝レイン
ボー光輪やガラモンの破片から作り出されたアースガロン用の兵
・チルソナイトスピアを基に変化したチルソナイトソード。

　つまり光の槍や刀などがメインでウルトラマンの代名詞という
べき光線技がないと思っていたが、何と最終回でラスボス・ヴァ
ラロンにとどめをさしたのはスペシウム光線の逆ポーズで撃つブ
レーザー光線。

　ブレーザーが初めて使った光線技で‘、満を持して使われた武器
という形である。

　ブレーザー光線はヴァラロンとの最終決戦を見ていたヒルマ・
ゲントの息子・ジュンが‘頑張れ’と叫んだ時に、ジュンからプレゼ
ントされていた手製のブレスレットと結婚指輪が光るとブレーザー
の左腕に光が呼応するようにエネルギーが伝播し両手を交差して
発射された光線。

　シン・ウルトラマンでウルトラマンが最初にスペシウム光線を
撃ったシーンを彷彿させもの。

　ティガで世界中の子ども達とレナの光と一体化しグリッターティ
ガになったのを皮切りに、ネクサスでもダークザギとの最終決戦で
孤門が変身したアンファンスが姫矢准の激励でジュネッスに千樹憐
の激励でジュネッスブルーにタイプチェンジして行き最後は04年の
記憶を取り戻した人々の声援を受けて最終形態のウルトラマンノア
に戻るなど平成以降の‘お約束’的なみんなの声援でパワーアップする
という要素を取り入れている。

　こういったシーンはベタではあるものの、見ていて燃えるものが
あるから不思議だ。