ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
イチローと金田正一
イチロー、年俸大幅減でもヤンキースと2年契約(読売新聞) - goo ニュース
昨シーズン終了後にNYヤンキースをFAになっていたイチローが引き続き2年
契約を結んだ。
昨シーズン途中シアトルからNYに移籍した時に39歳という年齢もあって限界
説が流れNYヤンキースでも故障者が戻ってくるまでの穴埋め的な評価しか
されてなかったのだが、シーズン後半からポストシーズンでの活躍で しっかり
評価を上げて年俸は下がったものの2年契約を勝ち取ったのだから大した
ものだ。
シアトルでの終盤は年末にBS-でOAされていた特集の中で‘同じユニフォーム
を着た敵がいた’と語っていたようにチーム内で孤立していたのがハッキリした
のだが、昨年の時点では実際に精彩を欠いていたので年齢から来る衰えと思わ
れていたのが勝てるチームでプレーする事が新たなるモチベーションに繋がり
甦った形になっている。
さて今回のイチローの姿を見て思い出すのが400勝投手の金田正一。
国鉄スワローズ時代はワガママな性格から‘天皇’といわれていた金田が
ジャイアンツに移籍した時に周囲は金田が規律を第一にするジャイアンツに
馴染むのか?と危惧していたのだが、成績自体は国鉄スワローズ時代よりは
落ちたもののチームのレベルアップに貢献してV9の礎を作った1人と言われて
いる。
ジャイアンツに移籍して分かったのが金田の人並みはずれた練習量と自己
管理だったのは有名な話でジャイアンツのメンバーは王・長嶋を含めて大いに
影響を受けたのだが、同じ事をやっても国鉄スワローズでは浮いた存在に
なっていたのを考えると強いチームと弱いチームの差というのが分かる。
つまり金田のような傑物を弱い国鉄スワローズは‘チームの和を乱す’として
持て余したのに対し、強いジャイアンツは金田の優れた部分を吸収してしまった
のだ。
イチローがシアトル時代の終盤にチーム内で浮いていた理由の1つに試合に
出場してない若手選手達がロッカールームでカードゲームをしていた事を咎
めたように勝つためにはストイックに自らを律するイチローと他の選手達との
意識の温度差だろう。
ところがNYヤンキースはイチローが特集の中でも語っていたように‘チームが
勝つために一丸になれる’という体質のチームだったし、イチローの あらゆる
スタイルが適応した事になる。
それを考えると金田正一やイチローのような‘勝つために自分を極限までに
律する事ができる傑物’はジャイアンツやNYヤンキースのような勝てるチーム
にはフィットするのに対し、国鉄スワローズやシアトルのような勝てないチーム
は持て余してしまうという事だろうと思うのだ。
« あしゅら男爵... | 靴下の ありが... » |
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/npb/592526/
http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000m040059000c.html
とりあえず前者の方はメールで、後者の方は来週にでもネタにしますのでご期待ください。