長老の命を もらって復活したファイヤーマン

 今から40年前の昨日73年5月1日にOAされたのはファイヤーマン唯一の
前後編モノの17話でファイヤーマンがサルファ星人が送り込んだ怪獣キング
ザウラに敗退、次の18話で復活するという流れになる。


 このEPに登場したキングザウラは体表が強固なためファイヤーマンの必殺技・
ファイヤーフラッシュが通じずに敗れるという展開。


‘ヒーローの敗北’~‘バージョンアップしての復活’というのは最近では定番と
なっているパターンだが基本的に作品にヤマ場を作るという意味も兼ねている。


 ファイヤーマンでは原点回帰を目指したものの、その設定がヒーロー作品
全盛の時代に地味めだった内容がたたり当初はサザエさんの裏番組だった事も
あって視聴率的に苦戦。


 そこで12話から侵略宇宙人を登場させたりしてテコ入れを計り、新たな武器
ファイヤーダッシュを使えるようにするために一旦ファイヤーマンを敗退させる
事にして視聴者へのアピールを狙ったようだ。


 時間切れになったファイヤーマンは阿蘇山から流出するマグマの中に倒れて
燃え尽きるというインパクトのある敗北だったのだが、アバン大陸の長老の命を
受けて復活するという展開だったから驚く。


 仲間の命を受けてというのは変身忍者嵐で月の輪と同化して目から光線を
発射できるようになるというケースがあったが上司であるキャラが命を与えると
いうのは意外で、人間達がエネルギーを注入するなどして復活させるケースが
多い現代とは一線を画す復活法だろう。


 ただしファイヤーマンの場合は こういったテコ入れも空しく視聴率は回復せずに
30話で終了することになってしまうのだが‘ファイヤーマンといえば・・・’という
場合に思い出されるのが今回のEPだったのは間違いない。

 

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