大晦日決戦＝井岡一翔の2団体統一戦迫る

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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20221227-0153

　早いもので今週末の土曜日が大晦日&日曜日から新年を迎える事
になるのだが、今年も大晦日に井岡一翔の試合が行われ今回はWBA
王者ジョシュア・フランコ相手に行われる統一戦。

　昨年は大晦日にIBF王者ジョルウィン・アンカハスとの統一戦が
予定されていたもののミクロン株急拡大でアンカハスが来日できず
中止になり、6位の福永亮次との防衛戦が代替えカードになり完勝
したのだが対戦相手のレベルが上がるほど良さが分かる井岡にとっ
て消化不良のような試合展開だった事は否めない。

　今年7月には3年前に敗れた事のある1位ドニー・ニエテス相手の
指名試合に臨み判定勝ちして5度目の防衛に成功し、残念ながらア
ンカハスが敗れていたためWBA王者フランコ相手の統一戦となった
わけだ。

　先述したように井岡は対戦相手が強ければ強いほど輝くスタイル
なのでLフライ級時代のフェリックス・アルバラードやフライ級時
代のファン・カルロス・レベコ、Sフライ級でのジェイビエール・
シントロンや田中恒成にフランシスコ・ロドリゲスとの試合は見事
だったのに対しLフライ級時代のアルバラード戦以外は今ひとつに
見える内容が目立つのが実情だ。

　対戦相手のよさを消してしまうので井上尚弥のような圧倒的な内
容で勝つ姿は見づらいが、玄人好みの相手との駆け引きが楽しめる
のだから十分魅力的ではある。

　フランコは18勝8KO1敗2分の戦績で、一昨年アンドリュー・マロ
ニーに奪取試合&初防衛戦と連勝している実力者だから井岡の玄人
受けするテクニックが楽しめるのではないか。

　今年は村田諒太がゲンナジー・ゴロフキンと見事な試合をしたり、
井上尚弥がバンタム級4団体統一しているので井岡も2団体制覇して
来年のファン・フランシスコ・エストラーダ戦につなげて欲しいと
思う。