ドゴラからへドラを経てペドレオンへ

 先日宇宙大怪獣ドゴラを見たのだがドゴラは怪獣というより宇宙
生物という趣で、これを見て思い出すのがウルトラマンネクサスの
最初に登場したビーストのペドレオンだ。

 当初は等身大でエタノールを好み液体状になって飛行能力を持つ
などの特徴があり最後は集合して巨大化するなどドゴラやヘドラの
流れを汲むビーストだったわけで、こういったビーストが1話に来
るというのは異例ではある。

 つまり最初に登場した敵のインパクトが作品の流れを作るわけで
特に第2期は1話に登場したアーストロンやベロクロン、アストロ
モンスにレッドギラス&ブラックギラス+マグマ星人らは作中でも
最も有名な敵になっている。

 逆に1話に登場した敵で最も地味だったのはセブンのクール星人
だと思うし、実際に当初は透明円盤で京浜工業地帯などを襲撃して
いたのだが結果的にセブンと対峙するとアイスラッガーの一撃で倒
されるなど印象は薄い。

 これはセブンがウルトラマンと違い作品の売りがヒーローと怪獣
のバトルシーンではなく、あくまで侵略宇宙人と地球防衛軍の戦い
という方向性だったのではないかと思ったりする。

 そういえばネクサスの第1話は孤門が等身大ペドレオンに襲撃さ
れて絶体絶命に陥った場面でアンファンスがパンチ一発で文字通り
叩き潰して終わりだったのは、セブン対クール星人でアイスラッガ
ーの一撃で倒されたのと同じではないかと最初に見た時に思った。

 実際にネクサスで最も有名なビーストは通算3度登場するガルベ
ロスだが実は姫矢が最初にウルトラマンの光と遭遇して変身能力を
得た時に戦っているわけで、時系列でいえばガルベロスこそ最初の
ビーストという事になる。

 つまり敢えてペドレオンを最初に持って来たのはペドレオンなら
等身大から飛行形態などの進化が見られるので、ナイトレーダーの
メンバー紹介や姫矢との絡みなどがしっかり描けるネクサスの紹介
編という形でスタートしたかったのだろうしセブン同様にウルトラ
マンとビーストや闇の巨人のバトルのみが売りではないという事を
示したかったのではないだろうか。

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