井岡一翔 指名挑戦者に完勝して初防衛成功

井岡が初防衛=1位挑戦者に判定勝ち―WBCミニマム級(時事通信) - goo ニュース

 今日 後楽園ホールで行われたWBCミニマム級タイトルマッチで王者の井岡
一翔が指名挑戦者のファン・エルナンデスに3-0の判定勝ちし初防衛に成功
した。

 今年の2月にプロ入り7戦目という日本最短キャリアでの戴冠を果たした井岡
にとって挑戦者のエルナンデスは減量苦で防衛戦疲れしていた王者のオーレ
ドンより厄介な相手だと思っていたし、実際スイッチを繰り返すスタイルに撹乱
されてペースを握られるリスクがありパンチもあるので井岡の真価が試される
一戦になると思われた。

 実際に試合が始まると井岡を軸にスイッチを繰り返して動き回り、あらゆる
角度から出してくるアッパーが脅威だと感じていた。

 一方の井岡はガードを上げてアッパーを防ぎつつ左ジャブを中心にコンビ
ネーションを組み立て特に右ストレートから返しの左ボディが有効で、実際エル
ナンデスも度々このパンチを受けて体を折り曲げる。

 更に井岡のジャブで鼻血を出したためペースは井岡が掌握し派手なダウン
シーンはなかったものの、後半は一方的な井岡ペースで試合終了。

 私の採点は116-112で井岡だったが、実際は116-112・117-111・
118-110の3-0での勝利だった。

 今回の試合の見どころとしてメキシコの強豪挑戦者相手に井岡のジャブを中心
とした攻撃が どこまで通じるか?という事だった。
 そういう意味ではジャブでコントロールとまでいかなくても鼻血を出させたりして
ペースを掌握する事ができたし、何より最初の4Rを個人的には38-38と見た
のを39-37とオフィシャルがしていたのもジャブを しっかり出していたからだと
思う。

 更にタイトル奪取試合が5Rで終わっているので12Rを戦うスタミナに疑問符が
付いていたものの、終盤失速したのはエルナンデス。
 まぁボディを あれだけ打たれたら・・・・という事もあるが、キャリアに勝る挑戦者
から自分のペースに巻き込まれれば苦戦は必至と思われていただけに自分の
ペースで戦ったという事もあってスタミナ面の不安も吹き飛ばしてくれた。

 後はポイントでリードしていたし、一発で決めようと考えていたからか妙に相手を
見てしまいボディブローが聞いた直後に畳みかけられずというのが印象的だった。

 とはいえキャリア8戦目で あれだけクレバーに冷静にペース配分して戦える
井岡の素晴らしさを再認識した今回の初防衛戦だったし、ジャブの重要性をしっか
りファンに啓蒙したのも素晴らしいと思う。

 中継した赤坂TVも とりあえず‘まとも’な実況をしていたので、それなりに楽しむ
事ができたのだった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 2011夏の甲子... 発熱のタイミ... »
 
コメント
 
 
 
入札で一旦は負けて (屯田兵)
2011-08-16 08:18:11
日本開催にこぎ着けた事、関係者に感謝しなくちゃね♪
知らなかったけどビール会社のネエチャンたち連れて来たらマジに獲りに来た証拠なんだってね♪
 
 
 
最近 (こーじ)
2011-08-17 00:08:54
>屯田兵様
 最近はバドガールならぬコロナガールが有名ですよね。

 海外での初防衛戦といえばロイヤルの初防衛戦を思い出しますね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。