ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
スポーツ紙はエースのフル回転が大好き
今年の日本シリーズはタイガースがバファローズに4勝3敗で85年
以来38年ぶりの日本一になったのだが、スポーツ紙にはG6で完投勝
ちしたエースの山本由伸がクローザーとして登板も?などといった
記事が出ていたのを思い出す。
たしかに13年にイーグルスが日本一になった時にG6で162球完投
した田中将大がG7 でクローザーとして登板し日本一を決めている
前例はあるが、正直言ってローテーション&ブルペンの分業システ
ムがしっかりしているチーム=特にバファローズなどではありえな
いだろうと思うのだ。
確かにエースが先発した翌日にリリーフで投げるのは昭和時代で
は常識のような感じだったが、21世紀にもなってブルペンの分業制
が整備されている時代にはハッキリ言って悪手にも拘らずマスコミ
はエースのフル回転を煽る傾向が強い。
いい例が08年日本シリーズで3勝2敗と王手をかけられ東京ドーム
に乗り込んだライオンズはG6で3-1とリードした4回途中からG4 で
完封勝ちした岸孝之が帆足和幸をリリーフして4-1で逃げ切ると、
G7では3回に西口文也に代打を出した後G3で先発した石井一久を更
にG5で7回途中まで投げた涌井秀章らローテーション投手達を投入
してジャイアンツ打線を抑え8回に逆転して3-2で勝って優勝した。
一方ジャイアンツは8回を任されていた越智大祐が打たれて逆転
されたのがだが‘ライオンズはエースの涌井を投入したのに対し、
ジャイアンツは上原浩治を投入しなかったから負けた’的な書き方
でライオンズの渡辺久信監督を絶賛し原辰徳監督を批判していた。
この年のライオンズはブルペンが不安定だったのに対し、ジャイ
アンツは山口鉄也・越智大祐・西村健太郎・豊田清と頭数も揃って
安定していたのだから個人的に上原投入の必要はないと思っていた。
こういった形でマスコミは短期決戦でのローテーション投手リレ
ーを絶賛する傾向が強いのだが、先述したように時代は変わりブル
ペンの分業制も進んでいる時代にエースのクローザーとしての投入
は本職のクローザーのプライドを傷つけるだけでなくエースのリズ
ムをも崩してしまうので決していいものではないのではないか。
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ただ、真のスポーツ紙面を書く能力がないだけでしょう。
昭和の価値観しか持たない世代がメインターゲットなので、そりゃ若い世代には敬遠されるわなと思いますよね。
彼らも新しい価値観を入れようという意識は皆無のようですね。
確かに今分業制進んでいますからね。
良い例が1989年の近鉄優勝時に阿波野を最後に持っていたことだと思います。本来なら吉井ではなかったかと思います。吉井はムカついて仰木監督の胴上げに参加しなかったので。
長々と失礼しました
私も今なら10,19の最後は吉井に任せるべきと思ってましたし実際、権藤コーチともこの一件で仰木監督と溝ができ89年いっぱいで退団する形になったようです。
つまり仰木氏にもエースを先発&リリーフで起用し結果的に潰してしまう傾向がありましたが、エースのフル回転好きなマスゴミから好かれてたので好意的に書かれてましたよね。
なるほど。
確かに仰木監督は結構投手陣を酷使するきらいがありましたね。
ところで10.8の話になりますがもし広島市民球場でカープとタイガースの10.8の優勝決定戦ならファンの入りはどうなってたと思いますか?私はレフト半分と三内野指定がタイガースファンで埋まりそれ以外はカープファンになっていたと思います。それでカープが勝ったら大挙お客様が乱入してくると思います。九回裏3-2タイガーリード、二死満塁というシチュエーションならカープファンがネットにへばりついている光景が想像できます。逆にタイガースが10-1とかワンサイドリードしていたらぞろぞろカープファンが試合途中で席を立つ場面も想像してしまいます。
長々と失礼しました
そうですね、そんな感じになると思います。
優勝決定試合になると広島ではカープファンの数が多くなるでしょうし。