2019夏の甲子園 第8日

 
 大会8日目の注目カードは第3試合の智弁和歌山-明徳義塾戦。
 
 明徳は智辯和歌山に02年夏の決勝を含めて過去2戦2勝という
相性のよさがあるのだが、智弁の打線を明徳が継投でどこまでか
わせるか?

 ちなみに勝者は第2試合の勝者と3回戦を戦うのだが地力的には
星稜有利だが、明徳が勝てば92年の松井秀喜敬遠事件以来の対戦
になるし智弁が勝てば3回戦が因縁の和歌山県勢という事になる。
 
 第1試合は初戦で大勝ちした履正社打線が初戦で静岡打線を抑え
込んだ津田学園・前をどこで捉えるか。
 
 第2試合は悲願の初勝利を挙げた立命館宇治が星稜に挑むのだが
正直言って3回戦が智弁和歌山-明徳義塾の勝者という事を考える
と、奥川を起用せずに戦う可能性が高いので宇治打線が星稜の投手
陣をどこまで打てるのか。
 
 第4試合はコチラも悲願の甲子園初勝利を挙げた国学院久我山が
甲子園常連校の敦賀気比に挑む形だが、久我山の高下を敦賀打線を
どこまで抑え込めるか。
 
 第1試合:履正社 7-3 津田学園
 
 2回に履正社は5番&7番&9番の3安打で先制すると3回にも1ア
ウトから4番がヒットで出塁し2アウト後6番以下の3連打で一挙
5点を挙げ前をKO。
 
 津田学園も5回に1アウトから7番が歩き8番のヒットで1・3塁か
ら暴投で1点返すと6回にも3番以下の3連打と犠牲フライで1点、
8回にも5番&7番の長短打で1点返し3-7とするがここまで。
 
 やはり2回に4本の長打を含む5安打を集中して奪った5点が勝敗
のアヤとなった形で、これで津田学園の心を折る事になったと思う。
 
 第2試合:星稜 6ー3 立命館宇治
 
 2回に星稜はヒットで出塁した7番をバントで送り1番のタイム
リーで先制すると、4回にもヒットで出塁した5番をバントで送り
8番のタイムリーで2-0とする。
 
 さらに6回にも3番が歩いて4番がヒットでつなぎ7番&8番の長
短打で3点を追加し5-0にすると、その裏に宇治も星稜2番手の
寺西を攻め2つの四球と3連打で一挙に3点返し奥川を引っ張り出
す。
 
 奥川投入でピンチを凌いだ星稜は8回に2アウトから3番&4番の
短長打で1点を加え逃げ切った。
 
 正直言って奥川を使わずに勝つというのが星稜のテーマだった
し実際先発の荻原が5回まで1安打と抑えたが、2番手の寺西が誤
算ではあったものの奥川から後を受けた寺沢がしっかり抑えるな
ど星稜の層の厚さが垣間見えた。
 
 第3試合:智弁和歌山 7-1 明徳義塾
 
 2回に4番がヒットで出塁した後に5番が併殺打を打ったものの
6番が2ベースで出塁したり、4回にもノーアウト1・2塁を潰すな
ど智弁は嫌な雰囲気だっただろうし明徳は1回に2アウト満塁を潰
した5回に1アウトから死球で出た1番をバントで送り3番のタイム
リーで先制する。
 
 それでも智弁は7回に1アウトから2ベースとエラーで1・3塁と
し、1番の遊ゴロはショートの前で跳ねて追い付くと2番の3ラン
で勝ち越すと更に4番の2ランと5番のHRで一挙に7点を挙げ勝負
を決めた。
 
 今年は継投策で勝ち抜いた明徳だが7回の時点で新地も疲れて
いたようだから、せめて逆転された時点で投手を後退させるべき
ではないだろうか。
 
 第4試合:国学院久我山 2-19 敦賀気比
 
 1回に2アウトから5連打で3点を先行した敦賀に対し、その裏に
久我山も2アウトから4番のヒットを挟み2つの死球で満塁から6
番の内野安打で2点を返す。
 
 しかし2回にも敦賀打線は4安打で3点を加え、ほぼ勝負あり。
 
 以後も敦賀打線は久我山投手陣を打ち込んで22安打を放ち19
点を挙げ、久我山を圧倒した。
 
 1回は食い下がった久我山だが2回以降は高下以下の投手陣が打
ち込まれて正しく地力の違いという表現がピッタリだった。
 
 
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