春季高校野球九州大会から見えるもの   

美里工 逆転4強 春季九州高校野球

 23日から今年の春の高校野球九州大会が沖縄で始まり昨日までに
ベスト4が出揃ったのだが、顔ぶれを見ると選抜ベスト4の秀岳館と
残りは鹿児島実&神村学園の鹿児島勢に沖縄の美里工になっている。

 春の九州大会は甲子園に直結しない大会なので選抜出場校は推薦
で出場するわけだが甲子園での戦い明けだからモチベーションが今
ひとつ上がってない感じなのに対し、選抜出場を逃したチームには
選抜出場校を食おうという意気込みがあるので往々にして選抜出場
校が苦戦しやすい。

 そういう意味では今年の選抜は九州大会3連覇を狙う福大大濠と
昨秋準優勝で大濠と共にベスト8に入った東海大福岡の2校に対し、
九産大九州や九州国際大付に西日本短大付の3校がどこまでの闘い
を見せるかというのも注目だった。

 結果的に福岡1位の九産大九州は佐賀北に7-1で勝ったものの
美里工に3-4で逆転負けし2位の西短は初戦で秀岳館に0-7で、
3位の九国大付は初戦で沖縄3位の美来工科に1-11で完敗と1勝
しか挙げられなかった。

 一方で選抜出場組は東海大福岡は鹿児島1位の神村学園に1-14
と完敗し、大濠も初戦はエースの三浦銀二が投げて明豊に10-0で
勝ったもののベスト8で鹿児島2位の鹿実に三浦を投げさせず1-6
で敗れている。

 こうしてみると福岡の予選勝ち抜き組は3校で佐賀北に勝った1勝
のみだから今ひとつだし、選抜出場組も大濠の1勝のみだから現状
では大濠が夏の本命になりそうだが夏も勝ち進みたいのなら例えば
U15代表経験のある1年生の星野が台頭し三浦頼みからの脱却が必要
不可欠ではないか。

 一方で福岡同様に選抜に2校出場した熊本勢では秀岳館が相変わ
らずの強さを見せベスト4入りし優勝の大本命になっているのに対し、
予選を勝ち抜いた文徳は美来工科に選抜出場の熊工も美里工に1-2
で競り負けているのを見ると余程の事がない限り夏も秀岳館の優位は
変わらないだろう。

 ちなみに2校がベスト4に進出した鹿児島はレベルが高そうだから、
夏が楽しみではある。

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