日本サッカー、長くやっていれば停滞や後退があるのも当たり前なのだが・・・

最新のFIFAランク、日本はアジア3位へ後退、アジア2位には韓国(フットボールチャンネル) - goo ニュース

 先ほどサッカー系のサイトを開いていたら日本時間の今夜FIFAが
最新のランキングを発表しアジア杯でベスト8に留まった日本は、同
大会で準優勝した韓国に抜かれてアジア3位の55位に交代したとの事。

 とりあえずアジアでは1位のオーストラリアが優勝し韓国が準優勝
だったのに対し日本はベスト8敗退だから この結果は当然で、別に
驚く事もないのだが例によってマスコミは‘ロシアW杯に黄信号’な
どと騒ぎ出すのだろう。

 ただ何事もそうなのだが永遠に右肩上がりで進化するというのは
現実的にありえない話だ。

 日本はサッカーを本格的に強化するべくJリーグを立ち上げてから
今年で22年目となるのだが、89年のイタリアW杯アジア予選では1次
リーグで敗退していたレベルだったのが今や98フランス大会から5
大会連続出場するまで進化したのを忘れてはいけない。

 しかも98大会こそ3連敗だったが2度グループステージを突破し、
グループステージ敗退だった前回を含めた2大会でも1試合は引き分
けて勝ち点1を挙げているのだ。

 そもそも日本のマスコミは極端から極端に流れる傾向があって
ザックジャパンの時には本田圭佑らヨーロッパでプレーする主力
選手達が高らかに優勝宣言すると一気に舞い上がったかと思うと、
ブラジルW杯で1分2敗と完敗しアジア杯でもベスト8で敗退すると
‘日本危うし’という悲観論に終始する。

 思えば96年のアトランタ五輪でU23代表が幸運に恵まれブラジルに
勝つと‘メダルが見えた’と大騒ぎしフル代表も親善試合で連勝を
続ければ舞い上がったものの、12月のアジア杯でクウェートのカウ
ンターに沈むと‘フランス危うし’という悲観論に覆われたのを思
い出す。

 もっともこの時はゾーンプレスを錦の御旗に掲げていた加茂周
監督が、この報道に煽られて戦術転換に走りチームを混乱させる
という副産物まであったのも今となっては懐かしい。

 Jリーグ発足から22年も続けて進化していたのだから、たまには
停滞したり後退する事もあるのが普通だ。

 にも拘わらず勝てば浮かれてバカ騒ぎ、負ければ悲観論を垂れ
流す日本のマスコミの進歩のなさは22年経った現在も改善される
どころか酷くなっている事にこそ危機感を持つものである。

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