池中玄太80キロの最終回から40年

 今から40年前の今日80年6月28日は、ドラマ・池中玄太80㌔の
最終回がOAされた日である。

 池中玄太80㌔は西田敏行が初主演したドラマで男手一つで血が
つながってない3人の娘を育てるという内容で当時ヒットしていた
映画クレイマー、クレイマーの日本版的な紹介をされており、玄太
の3人娘の長女役として3ヶ月前まで三年B組金八先生で中学生が子
供を産む役を演じていた杉田かおるが出演する事が話題になったぐ
らいだ。

 それよりも7月から始まる水谷豊主演の熱中時代・教師編の方を
視聴者は楽しみにしており、玄太は熱中時代へのつなぎ番組という
位置付けになっていた。

 ところが・・・

 それまでお笑い系のカバ大将という立ち位置になっていた西田
敏行の演技が抜群で血のつながってない娘3人との本音で争う中、
本当の家族以上の関係になって行く様は感動的だった。

 また上司の楠公さんや同僚のヒデさんに後輩の半ペラらとの怒
鳴り合いながらの掛け合いや、亡き妻・鶴子さんの姉とのケンカ
なども番組の見どころだった。

 そして坂口良子演じる鳴山暁子が玄太と娘達の争いの間に立つ
姿が絶妙で、当初暁子を女として見てなかった玄太に対しヒデさ
んは暁子さんに惚れているなどの描写があったりと坂口良子の魅
力が十二分に出た作品でもあった。

 先述したように西田敏行といえばコメディアンというイメージ
があったわけだが、西遊記が猪八戒役を西田敏行から2では左とん
平に替わった途端に岸部四郎演じる沙悟浄との掛け合いの魅力が
半減したのを見て西田敏行の存在感の凄さを実感したのだった。

 玄太が‘ここまで面白ければ続編ができるのでは’という予想通り、
翌年4月から待望のパートⅡが始まるのである。

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