ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
大相撲人気低迷について
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大関・白鵬の横綱昇進が取りざたされているが相変わらず
日本人力士の活躍はイマイチでせいぜい雅山が大関に返り咲けるかと
いう話題で魁皇、千代大海、栃東の日本人3大関はカヤの外だ。
これでは本当の大相撲人気にはならない、やはり日本人力士が
いかに活躍するかがバロメーターになる。横綱と最も横綱に近いのが
モンゴル勢で続くのがブルガリア人の琴欧州、更に芭瑠都や露鵬の
ヨーロッパ勢だ。
いろんなレポートを読んでみると、どうやら日本人力士の低迷は
相撲の基本ができてない事に尽きるようだ。相撲で最も重要なのは
押す力、それも馬力の押しだけでなく下から突き上げて相手を根こそぎ
持っていくのが正しい押しだ。そしてそれを体現するには柔軟な膝関節と
股関節が必要不可欠で最も大事な稽古法が四股だ、だから入門した新弟子には
嫌というぐらい四股を踏ませるらしいが日本人力士は3年先の稽古と言われる
地道な稽古よりも即効性があり見た目が派手な筋トレをやりたがるらしい。
例えば千代大海はあるトーク番組で「逆三角形の体型になった」と嬉しそうに
言っていたが相撲にはむしろピラミッド体型の方が重心が下半身でじっくり安定
するので逆三角形体型はむしろ逆効果だ。結局千代大海はその場所以降パッと
しない成績が続いた。
また魁皇は小指の使い方が下手らしい。本来まわしを取る時は小指から取ら
ないと取れないのだが、電話帳を引き破りリンゴを握り潰せる握力を誇る魁皇に
とって小指からまわしを取りにいかなくても十分取れるので取りやすい人指し指で
取りに行く。だがこれをやると脇が甘くなりあっさり差されてしまうので小手で
振って相手の肘を痛めさせたりと怪我をさせるような取り口になるし琴光喜の
ような懐の深い力士には差し込まれて持っていかれるし、毎回同じ取り口で負ける
からファンはイライラするのだ。
結局日本人力士は最高峰である2人の大関がこんな調子だから一部を除いた他の
力士も推して知るべし。
そういう日本人力士を尻目に外人力士は意外にも根こそぎの論理をしっかりと
理解し基本である四股踏みを日本人力士の倍前後やるそうだ、もともと運動神経や
体格で上回ってなおかつ相撲の基本をしっかり理解して猛稽古をするからただでさえ
才能に恵まれない日本人が四股などの基本をないがしろにして上半身を鍛える筋トレ
ばかりやるのでぶつかってバタッと倒れる攻防の妙がない味気ない取り口ばかりが
増えるのだ。
一時期ハワイ勢が土俵を席捲していたが彼らの先輩である高見山は優勝は
1度しているが関脇止まり、一方弟子の曙は横綱になった。
本人の努力もあるだろうが日本人力士のレベルの低下が顕著になっていたというのが
分かるデータではないか。
ハワイ勢に対抗していたのが2代目貴乃花を中心にした二子山勢だった。
この部屋は先代・貴乃花がやっていた稽古、つまり心肺機能を上げるための猛稽古を
断行していて横綱・大乃国が出稽古でこのメニューをやったものの耐え切れなかった
というぐらいのシロモノだ。先代・貴乃花が体が小さいハンデを克服するために
やっていた稽古を弟子がやりハワイの巨漢力士に対抗していたのだ。
ところがこの頃「二子山ばかりが上位を占めて面白くない」という声が上がったが
結局「外人ばかりで面白くない」に変わっただけである。
つまり現在の大相撲人気の低迷は親方の育成能力不足にあるという事に尽きる。
じっとしていれば運動能力の高い大きな子供が入門する時代ではないのだから
もう少しやり方をも変えないとイマドキの若い連中は言う事を聞かない、それが
分かってない連中が多すぎる。幸い朝青龍のようなかつての攻防のある相撲が復活
しているのだからやり方さえ間違えなければ人気回復は望めるのだが・・・
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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はじめまして、いらっしゃいませ。
高見盛はしょせん賑やかしどころで華はあるけど三役を張るのが精一杯ですね。
やはり稀勢の里ぐらいしか横綱が狙える日本人力士が
いません。
駒大苫小牧の本間キャプテンなんか昔なら相撲取りに
スカウトされそうなタイプですが(体格がよくてややアンコ型、その割に瞬発力抜群)現在は相撲ではなく野球に流れる時代ですから底辺からしっかり強化しないとダメでしょう。
というわけでこれからも宜しくお願いします。