先日 某写真週刊誌に歴代ウルトラヒロインの談話が載っており、
その中にウルトラマンレオの円盤生物編のレギュラーだった杉田
かおるのコメントもあった。
杉田かおるによればレオ終盤の製作は予算がひっ迫しており同
じ局がOAしていたケンちゃんシリーズのセットを使用していたと
いう話があったのだが、これを聞けば当時のレオの製作現場が大
変だった事が分かる。
レオの頃はオイルショックの影響が多分にあったようだがウル
トラシリーズで予算ひっ迫の中で製作されたといえば、セブンが
わりあい有名だからセブンとレオの共演というのは縁がある。
そういえばセブンとレオは第1期&第2期ウルトラ最終作になって
おり、そのせいか予算不足に悩まされる事になる。
特に上原正三や市川森一といった円谷育ちの若手脚本家達は、
同じく円谷育ちの満田かずほや鈴木俊継といった監督と組むと
予算がかからないEPを作らされたようで特に市川森一の作品は
カプセル怪獣のウィンダムが敵から操られたり弾道ミサイルが
飛来するだけの話などがそれらしい。
またセブンでは1話のクール星人から操演による敵キャラが
登場しているが、レオの円盤生物編の敵も操演キャラが多い。
セブンは低予算ゆえドラマ部分が充実していたのだがレオも
円盤生物編などの評価は悪くないのだから、予算不足が名作を
生むという事になるのだろうか。
余談ながらセブンの息子という設定のウルトラマンゼロは
デビュー作の大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIEで
当初K76星でウルトラマンキングに見守られながら師匠のレオ
と特訓に励んでいたのを見て、レオとセブンにキングの絡みを
思い出しニヤリとしたものだった。