ウルトラマンネクサスは新世紀エヴァンゲリオンの影響を受けて
いるといわれており、主役の孤門一輝と碇シンジが悩み多きキャラ
という共通点を持っている。
ネクサスのEp16ラビリンスではノスフェルを撃つのに躊躇した
結果、同僚の石堀を負傷させてしまい凪副隊長から叱責されて遂に
耐えられなくなり現場から逃亡するシーンが出てくるのだがエヴァ
でも第四話でシンジが戦いの精神的苦痛から家出をするシーンが
あった。
防衛チームの隊員が任務以外で現場を離れるというのはウルトラ
ではウルトラマンのザラガス編でアラシが命令違反をした事で謹慎
させられるというのが嚆矢で、第2期になると主役がウルトラマン
の能力を持っているがゆえに勝手な行動を取り結果 謹慎という形
が見られる。
しかし孤門のように戦意を喪失し武装を放棄して離脱するという
のは初めてのケースだろうし、これこそエヴァの影響ではないかと
思われる。
そこらへんがエヴァの四話と被ってしまうのだ鈴原トウジや相田
ケンスケらとの和解でシンジが思い直すのに対して孤門は溝呂木が
作った幻影に翻弄された挙句、闇に堕ちそうになるのだがリコから
贈られたマスコットによって生還するという結末になった。
これは大人で恋人がいた孤門と14歳というシンジの違いという
事になるのだろう。