2017夏の甲子園 第11日

甲子園ベスト8決定 関東勢&東北勢ともに2校が残る

 今日でベスト8が出揃う大会11日目の注目カードは第3試合の広陵
-聖光学院戦。

 両校は過去2度対戦しており07年は広陵が10年は聖光が勝っている
わけで、斉藤を中心とした聖光投手陣が中村を中心にした広陵打線を
どこまで抑えられるかがカギになる。

 第1試合は共に打力のあるチーム同士で盛岡が継投必至なのに対し
済美は八塚が投げるのか?あるいは他の投手達で行くのか?

 関東勢同士の第2試合は先行逃げ切り型の徳栄に対し前橋育英が
どの投手を投げさせるかが見どころだろう。

 第4試合は日本文理相手を完封して中1日で登板が予想される長谷
川が桐蔭打線を抑えられるかにかかっているが、桐蔭は誰が先発す
るかも注目だろう。

 第1試合:済美 7⑩12 盛岡大付

 2回に済美は1アウトから6番のヒットと7番の四球でチャンスを広
げ2アウト後9番の2ベースで2点を先行したのに対し1回に2アウト満
塁を潰した盛岡は直後の3回にヒットで出塁した1番が相手エラーで
返して1点差に追い上げると、5回に1アウトから1番以下の3連打で
追い付き5番が歩いて2アウト満塁から6番が満塁HRを打って6-2と
逆転。

 ところが済美もその裏に1アウトから2番が2ベースと四球にエラー
で満塁から5番の満塁HRで追い付くと7回に2番のHRで勝ち越したの
だが、盛岡は9回に3番のHRで追い付き10回には内野安打で出塁した
9番が暴投で2塁に進み1番のタイムリーで勝ち越すと更にバントエラ
ーでランナーを溜め3番の3ランなどでとどめを刺した。

 1イニングに満塁HRの応酬という凄い試合になったわけだが結果的に
ヒット数では盛岡が19安打に対し済美は6安打と打力の差がモロに出た
形だろう。

 第2試合:前橋育英 4-10 花咲徳栄

 1回に徳栄は先発の丸山を攻め1アウトから3連続長打で2点を先行し
6番のタイムリーと内野ゴロで4点を挙げると、前橋もその裏に四球で
出塁した1番を3番のタイムリーで1点返し2回にも3ベースで出塁した
6番を7番のゴロで2点目を挙げる。

 しかし徳栄は3回に8番のタイムリー、4回にはランナー2人を置いて
3番の2ベースで2点を加え差を広げて行く。

 後半に入っても徳栄打線は手を緩める事なく3人の投手相手に13安打
を浴びせ10点を挙げ前橋の反撃を抑え込んだ形だ。

 結局1回表に徳栄打線が丸山を捉え挙げた4点が最後まで前橋打線相
手の抑止力になった形である。

 第3試合:聖光学院 4-6 広陵

 1回に聖光が2アウトから3番のHRで先制すると2回に広陵も6番が四
球で出塁し8番&1番の長短打で逆転する。

 3回以降も毎回のようにランナーを出しながら無得点で凌いでいた
聖光は5回に6番のHRで追い付くと、更に3連打で2点を勝ち越し4-2
として平元をKO。
 
 しかし直後の6回に広陵は2アウトから9番&1番の連打とエラーで
満塁とし3番のタイムリーで追い付くと、9回にはヒットで出塁した
2番を1塁に置いて3番の2ランで勝ち越し決着を付けた。

 広陵のエース平元をKOした聖光だったが2番手の山本相手にノーヒ
ットに抑えられた形で打率7割を越える広陵・中村の迫力にやられた
感じである。

 第4試合:大阪桐蔭 1-2 仙台育英

 5回にノーアウト2塁で得点できなかった桐蔭は8回に1アウトから
2番&3番の長短打で先制する。

 一方の仙台も桐蔭の先発・柿木相手に7回まで3安打に抑えられ3塁
を踏んだのも1度のみだったが先制された直後の8回に1アウトから8
番がヒットで出塁するものの盗塁失敗し直後に四死球で1・2塁から
2番のヒットで2塁ランナーがホームでアウトとなり同点ならず。

 迎えた9回に2アウトから5番がヒットで出塁し盗塁した後に6番が
歩き7番の遊ゴロ送球を受けた1塁手がベースを踏めずに2アウト
満塁から8番が左中間を割る2ベースで逆転サヨナラ勝ち。

 2回戦の智辯和歌山戦でも垣間見えた左投手に対し手こずるという
事だったので、長谷川を桐蔭打線が打ちあぐんだのがキーポイント
だった。

 それにしても8回のようなチグハグな攻撃をしていたら流れを手放
すケースが多いのに、まさかの9回で1塁手のベース踏み忘れが原因
というのも意外な展開だった。

 

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