ウルトラマンネクサスのEP32・影=アンノンウンハンドは放送
短縮のあおりで前後編モノを1話分にまとめているとの事で、仕方
ない事ではあるが いかにもつなぎ合わせ感が強い。
一方で最終EPは3話分を1話分にまとめたとの事だがコチラの
方は‘よくぞここまでまとめた’という感じのできになっており、
どこが違うのかと考えてみると千樹憐と溝呂木眞也の接点が全くな
かったという事が最大の原因だろう。
ダーク・メフィストがツヴァイを羽交い絞めにして自分もろとも
撃つように促すものの憐は躊躇するシーンがあるし、ラストで溝呂
木が息を引き取るシーンを憐が万感の想いで見守るシーンは共に憐
と溝呂木が接触しないと成立しないシーンである。
共通の接点は溝呂木がフォートレスフリーダムからの脱出時に人
質に取った野々宮瑞生で憐は瑞生に思いを寄せており、孤門の恋人
だった斎田リコを殺害してダークファウストにした前科がある。
また前後編モノだったら1度はジュネッスブルーのバトルシーン
を入れる必要があるのだが、溝呂木がダークメフィストに変身する
シーンは1回きりでないと辻褄が合わないから恐らく前編のバトル
シーンは突如現れたツヴァイ相手だったのではないか。
推測してみると瑞生が溝呂木から人質に取られた事をデュナミス
トの本能で知った憐が、救出に駆けつけた所にツヴァイが出現して
ジュネッスブルーとの戦いになり辛うじて撃退する。
変身を解いた憐に瑞生が‘溝呂木が山邑理子に会いに行く’とい
う旨を伝えて納得し見送って前編が終わるのだが、憐が瑞生に見つ
からないように変身したにも拘らず溝呂木は憐の正体に気付いてお
り何らかのアドバイスを送る。
といった具合の展開なら何とか上手く補足できるのではないかと
思ったりするわけだが、本来ならこんな事を推測せずに映像化され
た方が断然よかったのはいうまでもない。