やはりフューリーは強かった、両者5度ダウンの激闘を制す


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20211010-0201

 日本時間の今日昼過ぎにラスベガスのTモバイルアリーナで行わ
れたWBCヘビー級タイトルマッチは、王者のタイソン・フューリー
が前王者デオンテイ・ワイルダー相手に11RKO勝ちで初防衛に成功
した。

 両者はこれが3度目の対戦で1回目はワイルダーが2度のダウンを
奪いながら引き分け、2回目は昨年2月にフューリーが7RTKO勝ちで
タイトルを奪取していたので今回がダイレクトの再戦となる。

 前王者のワイルダーは42勝中41KOという強打を誇るハードパンチ
ャーで劣勢を一気に引っくり返す魅力があるのに対し、王者のフュ
ーリーは
2mを越す上背を誇りKO数こそ31勝中21KOとワイルダーに
劣るものの巨体に似合わずスピードもあり
アウトボクシングもでき
る万能型で初戦ではワイルダーの強打で2度ダウンするも驚異的な回
復力を併せ持っている。

 そういう意味では王者が有利ではあるもののドーピング違反などの
問題を起こしたりメンタル的に問題があるし、ライバルと見られてい
たアンソニー・ジョシュアが敗れて統一戦が微妙なため精神的なスキ
ができている可能性もあるのがワイルダーの付け入るところか。

 試合は最初の2Rはワイルダーが距離を詰め的確にワン・ツーを打
ち込んでやや優勢に試合を進めるのだが、3Rにプレッシャーを強め
た王者はラウンド終了間際に接近戦で巻き込むような右フックから
アッパーをヒットしダウンを奪う。

 ところが4Rにワイルダーは出て来る王者に右ストレートをクリー
ンヒットさせダウンを奪うと、立ち上がったところに右フックで2度
目のダウンを奪うなど形勢逆転。

 ただゴングで追撃を阻まれると回復力に定評のある王者が徐々に
ペースを掴み始めダメージの残るワイルダーを追い詰めるのに対し、
ワイルダーも右をヒットするものの被ったダメージで足元が安定し
ておらず単発という事もあってラウンドを重ねる毎に王者がペース
アップ。

 そして10Rに右で王者が3度目のダウンを奪うと11Rにロープに追い
込んで放った右フックがヒットしワイルダーは崩れ落ちるように倒れ、
レフェリーが遂にストップし試合終了。

 やはりパンチ力で上回るものの振りが大きく単発なワイルダーよ
りもスピードとショートパンチが打てるフューリーに凱歌が上がっ
た形だが、スタミナに難があって序盤からダメージを被りながらも
2度のダウンを奪ったワイルダーも素晴らしく今年最高試合の試合
と言えるのではないだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 舎人ライナー... マッドサイエ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。