加茂&岡田ジャパンのW杯アジア最終予選から20年・Part8

 今から20年前の今日97年11月8日に国立競技場で行われたサッ
カーフランスW杯アジア最終予選のカザフスタン戦で、日本代表は
カザフスタン相手に5-1で快勝しグループBの2位を確定させ16
日にマレーシアで行われる第3代表決定戦に進出が決まった。

 前週にソウルで韓国に2-0で快勝して9月7日の第1節以来の
勝ち星を挙げた日本に対し、UAEは翌日ホームで行なわれたウズベ
キスタン戦を0-0で引き分けた事で2位に浮上していたのでカザフ
スタン戦で勝てば2位以内が確定する試合だった。

 ホームでは1勝3分と負けなしだったカザフスタンはアウェーでは
全敗だったので結果は楽観視されていたものの、唯一の気がかりは1
日の韓国戦で三浦知良と呂比須ワグナーの2トップが2枚目の警告を
受けて出場できなくなっていた事。

 そこで日本は中山雅史と高木琢也のドーハ組2人を緊急招集する
形で乗り切りを図る。

 試合は開始から日本が攻めまくり12分に中田英寿のFKを秋田豊が
ヘッドで叩き込み待望の先取点を挙げると、4分後の16分に中田が決
めて2-0とし主導権を完全に握って前半終了間際に中山のゴールで3
点目を挙げて前半終了。

 後半に入っても66分にCKから井原正巳がヘッドで決め、更に79分
には途中出場の高木のゴールで5点目を挙げるなど文字通りの圧勝。

 これでアジア最終予選の日程を終え日本は3勝4分1敗の勝ち点13
として6勝1分1敗の勝ち点19の韓国に続く2位となり、第3代表決
定戦出場が決まった。

 ちなみにグループAは最終節のサウジアラビア-カタール戦でサ
ウジが1-0で勝った事からサウジアラビアが4勝2分2敗の勝ち点
14として、3勝3分2敗で勝ち点12で先に日程を終えていたイラン
を抜いて1位となり2大会連続でのW杯出場が決まった。

 イランは正直言ってサウジよりも強いと思われたが‘点は取るけど
取られる’チームだし、5試合を終えて勝ち点11と断然有利に立
ちながら残り3試合で1分2敗と失速しての2位で司令塔格の
カリーム・バゲリがカタールとの最終戦で退場したため日本戦は
出場できないので決して悪い相手ではない。

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