やはり大晦日の格闘技は今一つ

【BOX】井岡、高山のダブル世界戦7・7% 視聴率は「RIZIN」と引き分け

 今年の大晦日は紅白歌合戦の裏番組としてボクシングの世界戦に
格闘技のRIZINやKYOKUGENなどがOAされていたのだが、結果的
には共倒れした感が強く個人的には今一つの感が拭えなかった。

 RIZINは かつてフジTVが大晦日にOAしていたPRIDEの流れを汲む
イベントだったのだが出場した選手達の顔ぶれを見ると、トーナメ
ントに出場した選手達は石井慧を除けば一般的に知名度が低くマ
スコミにアピールするべく組んだ試合はボブ・サップー曙戦など
格闘技全盛期に活躍していた‘昔の名前’の選手達を引っ張り出
して選手のネームバリュームありきという興業なのが見え見えだ。

 これに煽られたTBSが井岡一翔の防衛戦だけでは物足りないと、
これまた かつて視聴率を稼いだ魔裟斗-山本‘KID'徳郁まで
組む始末。

 これを見るとTV局にとってボクシングもショー的な格闘技と同じ
感覚でいるのが分かるし、K-1や総合格闘技を育てようという気は
全くなく視聴率さえ稼げればいいというスタンスで番組を作って
いるとしか思えない。

 特にRIZINは29日に行われた試合では日本人で唯一トーナメントに
出場した石井慧が1分ちょっとでKO負けするし、久しぶりに登場した
桜庭和志は青木真也に全く歯が立たず一方的な展開なのにレフェリ
ーもストップが遅いなど汚点を残す試合ぶり。

 つまりネームバリューさえあれば中身はどうでもいいというのが
見え見えで、実際に見るに堪えない内容ばかりだったから今回は
話題作りになったとしても次回以降は使えそうもない者ばかり
だった。

 こういう視聴率目当てのカードを持ってこられると格闘技好きの
視聴者も分散してしまうため、かつての時代ほど視聴率が上がら
ないのは当然だろう。

 こういうイベントを続けていくような団体に未来はないと感じ
るし、最終的に尻すぼみに終わるのは時間の問題だろう。

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