寂寥感満載だった修業時代の8・16

 今日8月16日は業界では基本的に盆休み最終日だから、夕食後の
バスで修行先に戻る日になるわけだ。

 以前も記したように40年前は調布に住んでいる叔父さん一家が
帰省しているのだから朝イチのバスで地元に帰省すると迎えに来
てくれており一気に休暇モードに入り、この年は英彦山のホテル
に1泊2日で出かけ従姉弟と一緒に山登りをして夜はみんなで楽し
いひと時を過ごす。

 翌日は昼食後に家に帰り着くと夕食後に友人宅に行って旧交を
暖めるわけだが約4か月ぶりに会う友人達と近況報告をしながら、
高校時代の思い出話にも花が咲くわけで話が盛り上がり過ぎて気
が付くと日付が変わっているのは当然だ。

 そのまま帰宅し10:00過ぎまで寝ており目が覚めて昼食を食べ
終わると、そろそろ修行先に戻るカウントダウンが始まるので正
直言って気分は憂鬱になってくるわけだ。

 まぁ確かに修行に出ている身で仕事を習っているのだから基本
的に営業日は店と住み込んでいる師匠の自宅との往復で営業終了
後はトレーニングだから遊びに行くヒマも資金はないのに対し、
サラリーマンになっている友人は営業終了後に飲み歩いたりして
いるし車も買っており大学生に至っては遊びまくっているので羨
ましい限り。

 こういったストイックな生活というのは慣れてしまえば普通な
のだが、なまじっか友人達と楽しい時間を過ごせば過ごすほど通
常モードの生活に戻るというのは辛いものがある。

 つまり8月16日の昼から夕方になって来ると、そういった生活
に戻る時間が近づくわけで心のどこかに抵抗感があるため憂鬱な
気分になるわけだ。

 こういうのは年を経るにつれ仕事ができ始めるので、寂寥感が
緩和されるかと思ったらさにあらず。

 特に3年目以降は盆に同窓会が入ったりしていたので楽しさも
増す一方、終わる辛さも倍増するわけだから福岡での修行時代の
6年間は8月16日は辛いものがあった。

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