死んだはずなのに、変身能力を失っただけ?

 先日BSプレミアムで手塚治虫と石ノ森章太郎TV作品の初回&最終回特集が
OAされていて、改めて‘?’と思ったのは変身忍者嵐の最終回。


 ボスキャラである大魔王サタンと嵐が最終決戦を行い、嵐はサタンと相討ちに
なって死ぬという結末になっていたが嵐に変身するハヤテは生きていて囚われの
身となっていた母と再会して抱擁をしたまま終わる。


 敵のボスキャラと相打ちになるといえば快傑ライオン丸が最終回で大魔王
ゴースンの体内に入って内部から急所を刺し貫いて相打ちになり、天馬・ひかり
丸に乗って天に昇るという結末だったので嵐の場合は意外だった。


 解釈上はサタンと相打ちになってハヤテは変身能力を失い、ただの人間に
戻ったという事らしい。


 これと似ているのがミラーマンだ。

 最終回でインベーダーの惑星Xを破壊するための反引力装置を2体の怪獣相手に
ミラーマンが守って奮闘するのだが、エレキザウルスをミラクルキックで倒した
もののベルトのカラータイマーが点滅を始めてしまう。


 カラータイマーの点滅はエネルギー時限爆弾の起動を意味するので本来なら変身
解除しなければならないがエレキザウルス以上に強いデッドキング相手に戦いを
続行した末に最もエネルギーを消耗するシルバークロスを使用したものの倒せず
倒れ伏してしまう。


 ここでデッドキングもミラーマンの上に倒れて爆発し、両者の姿がなかったので
遂にエネルギー時限爆弾が爆発したのか?と思ったのだが惑星Xを粉砕した後に
鏡京太郎は生きていて驚いた事がある。


 どうやらエネルギー時限爆弾は爆発しなかったようだが、何とも紛らわしい結末
ではあった。


 しっかり相打ちになって昇天したライオン丸と相打ちになったものの変身能力
自体を失った嵐の どちらがいい結末かは未だに迷うところである。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
やはり… (柴田真紀)
2013-07-30 02:43:14
 ヒ-ローを殺す、というラストは作りづらいんでしょう。
『仮面ライダー龍騎』でも、メインキャラが死んだ…と思ったら、最終回で何故か生きている、という描写がありました。
 完全に消滅したのは、ジャイアントロボぐらいで、人間体が変身しないヒーロー物だけでしょう。
 『マッハバロン』は、あのまま続いていたら、嵐田陽が死ぬというラストがあったらしいですけども…。
 『嵐』は、原作が不可解で、子供の頃は意味がわかりませんでしたよ。石川賢版には、月の輪まで出るんですが。これも完結してません。
 
 
 
そういえば (こーじ)
2013-07-30 22:30:43
>柴田真紀様
 嵐と月の輪の合体という力技もありましたね。

 そうそう龍騎で主役が死んだと思って最初は驚きましたけど、これまでの事はなかった事にするというパターンでしたね。

 このネタは再び別で使いますので。
 
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