高校ラグビー、入場者数が過去最高 「W杯など影響」
今年の高校ラグビーは本来決勝戦の今日7日がベスト4となり東海
大仰星と桐蔭学園が勝って11日に行われる決勝進出を決めたのだが、
大会の総入場者数が今日で11万を越えたという記事が載っていた。
今年は暖冬という事で観戦しやすかったのだろうが、やはり記事
でも語られているように日本代表がW杯で活躍した事が大きいだろう。
思えば昭和の時代のラグビーはサッカーがW杯はおろか五輪にも
出場できてないのに対し、W杯には出場していたので高校サッカーを
除いてサッカーよりメジャーな感じだった。
ところが95年の南アフリカW杯で日本代表はウェールズ・アイルラ
ンド・ニュージーランド相手に3連敗しただけでなく、ニュージーラ
ンドには17-145という国辱的な大敗を喫した事でプロ化されて徐々
に地力を付けてきたサッカーから人気を逆転されてしまう。
よくしたものでラグビーは95年W杯以降 急速にプロ化したため、
日本がアマチュアレベルで頑張っても世界との差は開くばかりと
なってしまい国際競争力のない競技が衰退するというジンクスに
見事に嵌ったのだ。
それがエディ・ジョーンズHC率いる代表チームがベスト8入りは
逃したものの優勝候補の南アフリカに逆転勝ちするなど大会史上
初めて3勝を上げた事で‘国際競争力’が証明され人気が復活した
という事になるだろう。
基本的にラグビーはプロ化されてから特に体格差がモノを言う
ので体格的にハンデがある日本には厳しい競技といわれていた
のだが‘ラグビーができるなら’という事で男子水球なども五輪
出場権を獲得するなど効果が出始めている。
こうしてみると それぞれの競技の人気を上げるには各々の代表
チームの活躍度が重要になるというのが分かるだろう。
これで高校ラグビー中継が増えると言う事ないのだが…