明日から大相撲九州場所が始まる

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp1-231109-202311080001453

　明日11月12日から今年収めの大相撲九州場所が始まる。

　今場所最大の注目ポイントは先場所決定戦の末に優勝した大関・
貴景勝の綱取りなるか？で、今場所も横綱照ノ富士が3場所連続で
休場するから余計に次期横綱誕生が待たれるわけだがハードルは高
そうである。

　貴景勝にとって九州場所は14年に初土俵を踏んだ場所であり序の
口で優勝したのを皮切りに2年後の16年に十両優勝を飾っているし、
18年と20年にも優勝しており負け越しても15年のみで19年以外は必
ず2桁勝利を挙げているゲンのいい場所になっている。

　とりあえず横綱昇進には2場所連続優勝もしくは、それに準ずる
成績というのが条件になっているから先場所の優勝でゲンのいい
九州場所だから2場所連続優勝すれば横綱昇進になる。

　とはいえ先場所は優勝といっても僅か11勝で決定戦に勝ってのも
のだし当然、今場所後の昇進には最低14勝or全勝優勝というのが求
められるだろう。

　貴景勝は19年夏場所に大関昇進してから大関在位は2場所連続の
休場で1場所のみ関脇に落ちたのを除くと4年3カ月、25場所にわた
り大関の座にある。

　その間に優勝3回、2桁勝利を11回記録している一方で途中休場を
含めた休場が8回あって7回のカド番を経験しているわけだ。

　膝のケガという持病があるためではあるものの仮に今場所首尾よ
く全勝で昇進したところで、横綱になってから負けが続くと休場を
繰り返すハメになり下手すると引退が早まる可能性が高い。

　そういう意味で少なくとも今場所優勝＝横綱昇進という状況は、
貴景勝本人にも好ましくないのではないかと思うのだ。