ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
いったいTVは何を放送したいのか?
NTVがプロレスリング・ノアの中継を来年3月いっぱいで打ち切るという
新聞記事を見て驚いた。
開局翌年の54年に力道山が活躍していた日本プロレスの中継を始めて
以来、ジャイアント馬場率いる全日本プロレス~ノアと55年にわたって
続いたプロレス中継を打ち切るとは・・・
‘馬場が生きていたら何と言うだろう・・・’という思いが込み上げてくると
共に、視聴率の奴隷と化した最近のTV局の姿勢を見る思いがした。
いったいTV局は何を放送したいのだろうか・・・・・
民放のTV局はスポンサー収入から成り立っているので視聴率を上げる
ために躍起になってしまう事は分かる。
ところが最近それが露骨になり視聴率が稼げるなら他局の企画をマネ
して平然と放送するし、稼げなくなるとあっさりと打ち切りだ。
私が小学校3・4年の頃にウルトラや仮面ライダーをはじめとしたヒーロー
ブームが起きた。
すると民放各局は競ってヒーローものを流し始めた。
19:00~20:00の間はヒーローものだらけだったのだ。
更にTV朝日は土曜20:00から人造人間キカイダーとデビルマンを放送
するなど今では考えられない時間帯のヒーロー番組だった。
78年に水谷豊の‘熱中時代’が高視聴率を上げ、79年には‘太陽に
ほえろ’と‘新日本プロレス’がOAされていた時間帯に‘3年B組金八先生’
が更なる高視聴率を取ったので‘サンキュー先生’や‘先生は 1年生’
などの教師モノが流行り始めた。
そういえばプロ野球のオフシーズンにプロ野球ニュースの企画で始まった
‘好プレー、珍プレー特集’がゴールデンタイムにOAされて視聴率が上が
ると、他局も一斉にマネを始めたのだ。
このように高視聴率が稼げるジャンルの番組があると、他局もこぞって
追随するものの最終的には質の低下を招き、視聴率が稼げないとOAし
なくなる。
まったく節操のない話ではないか!
かつては‘このジャンルは○○’というぐらいに民放は各局とも得意
分野があった。
それが‘視聴率さえ稼げればいい・・・’という価値観でジャンルがボーダ
レスになって来たので、各局に特色がなくなり視聴率が低下するという
悪循環になっているのだ。
ネット局が小さいとはいえ独自色に拘るTV東京
の姿勢に他の局は何も感じないのだろうか?
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凄いといえば社長三沢のお腹ありゃ何
三沢社長もタイガーマスクの面影なしですね。
まぁ、あれは昭和の話ですから20年経てば仕方ないですけど。