30年前にタイガースを勢い付けたのは

掛布バース岡田が始球式 伝説の3連発から30年(日刊スポーツ) - goo ニュース

 今から30年前の今日85年4月17日に甲子園球場で行われたタイ
ガース-ジャイアンツ戦の7回裏に1-3とリードされたタイガースが
槙原寛巳からランディ・バースの逆転3ランの後、掛布雅之&岡田彰布
もバックスクリーンに打ち込む いわゆるバックスクリーン3連発で
逆転勝ちした。

 それを記念してか今日甲子園で行われたタイガース-ジャイアンツ
戦でバース&掛布&岡田の3人による始球式まで行われていた。

 巷ではこの3連発でタイガースが勢いに乗ったといわれているが
個人的には前日の河埜和正のショートフライ落球事件からの流れだ
と思っている。

 85年のセ・リーグの優勝争いはジャイアンツと前年日本一のカー
プに同じく前年ジャイアンツに11連勝して2位だったドラゴンズが
絡み、タイガースに関しては多くの評論家達が絶対的なエース不在
という事で よくてAクラスという予想が大半を占めた。

 とりあえず4月14日からの広島での開幕2連戦では1勝1敗で
クリアし迎えた2カード目が甲子園でのジャイアンツ戦だった。

 G1は工藤一良と加藤初の先発で始まり中畑清のHRなどでジャイア
ンツが2-1とリードして迎えた4回裏に2アウト1塁から佐野仙好が
打ち上げた平凡なショートフライを河埜が落球し同点になっただけで
なく、その後タイガース打線がつながって一挙7点を挙げて逆転し
10-2で大勝。

 バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発が出て逆転勝ちした
のは その翌日でタイガースには‘リードされても逆転できる’と
いう心の余裕が生まれていたに違いない。

 実際に17日のG2はウォーレン・クロマティの2ランで先制し
逆転された9回にはジャイアンツもクロマティと原辰徳の連続HRが
出て、続く中畑清のHR性の打球がフェンス直撃となっていたのを考
えると いかにタイガースに流れが行っていたか分かるだろう。

 そして翌日も真弓明信の逆転HRなどで11-4と逆転勝ちしジャイ
アンツ戦3連勝を飾ったタイガースは、その後も勝率5割を下回る事
なく21年ぶりのリーグ優勝&初の日本一に突き進んだのだからジャ
イアンツにとっては何とも痛恨の落球となってしまったわけだ。

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