ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
日本男子バレー北京五輪出場決定!
今日行われた男子バレー北京五輪アジア予選&最終予選で、日本は
アルゼンチン相手にフルセットの末 勝って北京行きを決めた。
実にバルセロナ五輪以来16年ぶりの出場だ!
初戦でイタリア相手に第4セットの24-17のマッチポイントから逆転負けを
喫してのスタートだった。
その後イランと韓国、タイのアジア勢相手に連勝し、前日のオーストラ
リア戦でストレート勝ちしてアジア1位に王手をかけていた。
もっとも今大会は開催国のため対戦順は、イタリアなど時差ボケが残る
強豪相手に初戦を戦い その後アジア勢4連戦。
しかも休養日明けに韓国やオーストラリア相手に戦える日程の妙があった
ものの、4年前も同じ状況で中国やイラン、オーストラリア相手に3連敗して
アテネ行きが絶望になっていたのだ。
問題は昨日のオーストラリア戦でマッチポイントを取りながら、イタリア戦
同様 手こずってヤバイ状況になっていた。
恐らく、あのまま第3セットを失っていたらズルズル逆転負けをした可能
性が高いし、五輪ではこんな事をやっていたら勝てない。
‘勝てない期間が長いと、ここまで手こずるのか’と大事な試合を勝ち切る
難しさを痛感していた。
そして迎えた対アルゼンチン戦。
アルゼンチンはイタリア同様1位にならないと五輪出場はダメだが、既に
オーストラリアに敗れ1敗しているので日本相手に負けるわけにいかない
のだ。
8年前の最終予選ではアルゼンチンの殺気だったムードに圧倒され 0-3
で惨敗してシドニー五輪の出場権を失った因縁の相手である。
‘負けても明日のアルジェリアに勝てば大丈夫’な日本が、絶対に負けられ
ないアルゼンチンに勝てるか?
第1セットをデュースの末 落とすが、第2,3セットを取って迎えた第4セット
では17点しか取れず最終セットへ。
イタリア戦同様、第4セットを取られると最終セットは厳しい。
ましてや絶対に勝たないといけないアルゼンチンが、勢いづくのは当然だ。
最終セットはマッチポイントの応酬から20-18で競り勝った。
今回の予選を見て分かったのが、決して日本は弱くない。
ただ世界の修羅場をくぐってない経験値の差が、ほんの僅かの差となって
勝敗を分けてしまうのだ。
企業アマの日本は そこまでの勝利への執念が足りないといえば、そこ
まで。
ただ16年間味わった地獄が、
選手達を逞しくさせたのは事実だ。
今のメンタリティでは北京では1勝するのが やっとだろう、しかし北京の
大舞台を経験したのが大きな財産になるはずだ。
世間の関心は、どうしても女子に行き勝ちだが‘ミュンヘンの金メダル’
の感動を知っている世代にとっては、男子の低迷ぶりが歯がゆくて仕方
なかった。
今日の勝ちで北京の出場権奪取を喜ぶのではなく、世界相手に真剣勝
負ができる舞台に立てるスタートラインに立ったと思うのだ。
本当の勝負は、これからだ!
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まさしくスタートラインに立っただけですから、大喜びし過ぎない方がいいでしょう。
16年ものブランク明けにベスト8入りしたら、奇跡もいいところ。
何とか1勝は確実に挙げて欲しいですね。