ロンドン五輪 競技1日目：メダル3個獲得も・・・・

「五輪コラム」メダル３個獲得 「金」１号はお預けに コラム?-?goo ロンドン五輪特集
　
　今日から本格的に競技が始まり柔道では女子48㌔級で谷亮子の影になって
いた福見友子が登場し日本初の金メダルの期待がかかるし、男子60㌔級でも
前回初戦敗退だった平岡拓晃が雪辱の金なるか。

　また女子重量挙げでは48㌔級で3大会連続出場の三宅宏美が悲願のメダル
に挑む。

　競泳は大会3連覇を目指す北島康介の100ｍ平泳ぎのSファイナルまで行わ
れるのだが最大のライバル・ダーレンオーエン亡き今、何位でのファイナル進出
になるか。

　アテネ以来の金メダル奪回を目指す男子体操は予選に登場しトップ通過を
目指す。

　競泳予選では最初に行われた男子400ｍ個人メドレーで高校生の萩野公介が
ビッグ2のマイケル・フェルプスとライアン・ロクテを抑え予選1位通過で好スタート
を切ると、男子100ｍ平泳ぎでも3連覇を目指す北島康介と立石諒がSファイナ
ル進出を決めた。

　柔道は女子48㌔級の優勝候補筆頭の福見友子がベスト4まで快調に勝ち進
んだもののSファイナルで北京五輪で谷亮子の3連覇を阻んだルーマニアの
ドゥミトルに技ありを取られて敗れ、3位決定戦でもハンガリーのチェルビチュ
キーから一本負けしてメダルにも届かず。

　男子60㌔級では北京で初戦敗退だった平岡拓晃がQファイナルでフランスの
ミル相手にポイントでリードされながら残り7秒で有効を奪って追い付いて延長
旗判定で勝つと、Sファイナルでも一本勝ちしたのだがファイナルでロシアの
ガルスチャン相手にもつれ一旦技ありを取られたものの判定が覆って一本負け
で‘悔しい’銀メダルとなった。

　女子重量挙げ48㌔級で3大会連続出場の三宅宏美はスナッチを全て成功させ
て87㌔で2位につけると、ジャークでも2回目まで全て成功させただけでなく
110㌔を成功させた事で日本新記録をマークして2位に入り日本女子重量挙げ
界初のメダル獲得となった。

　ちなみに17歳の水落穂南もスナッチ&ジャーク合計6回の試技を全て成功
させて初出場で6位入賞という健闘を見せた。

　体操では2大会ぶりの団体金メダル奪回を目指す日本だったがミスを連発し
全体5位での決勝進出を果たしたものの種目別決勝進出は床と平行棒のみに
終わった。

　ボールゲームでは女子バレーがアルジェリアに3－0で勝ったが本来の真価は
明後日のイタリア戦で問われるが、過去2大会は初戦がブラジル&中国という
強敵との対戦で負けてのスタートだっただけに格下とはいえ勝利でのスタート
がイタリア戦にどう影響するか？

　初戦でカナダに2－1で勝った なでしこジャパンは過去2連勝しているスウェ
ーデンと対戦し、両国ともチャンスは作るものの決定機を欠き最終的に0－0での
引き分け。

　佐々木監督は‘2位通過の方が・・・’とカナダ戦後に語っていたのだが実際1位
通過すると4－2で敗れたもののアメリカ相手に2－0と一時はリードし北朝鮮に
5－0で圧勝したフランス、2位通過すると昨年のW杯で敗れたイギリスとの
対戦になる。

　個人的にはメダルへの最大の山場であるQファイナルにベストコンディションで
臨めるように照準を合わせるべきだと思うし、最終戦の南アフリカは力が落ちる
ので今日 沢を途中交代させたようにメンバーを落として臨んでもいいのでは？
と考える。

　競泳のファイナル最初の種目が萩野が1位通過した男子400ｍ個人メドレー。

　意外にもマイケル・フェルプスが8位通過という波乱の中でスタートしたのだが
ロクテが快調に飛ばしブラジルのチアゴ・ペレイラに次いで萩野が3位に入り銅
メダルを獲得。

　もう1つの注目だった男子100ｍ平泳ぎSファイナルでは1組目に北島と立石が
登場したのだが意外にも全体のペースが早く北島は4着・立石は7着となり、2組
目の記録が今一つだったものの北島は6位でのファイナル進出で立石は10位で
敗退となった。

　59秒台で泳がなければファイナルに残れないというハイレベルな展開になって
いるので大会前に‘故ダーレンオーエン不在だから北島の圧勝’という予想は
完全に外れたどころか、メダル獲得なるかという方が焦点になるのかもしれない。

　そして最後に行われた女子400ｍリレーではメキシコ五輪以来のファイナル
進出した日本は7位入賞となった。