自浄能力の無い全柔連を懲らしめるには

暴力問題で全柔連を処分=交付金停止、暴力行為中止を勧告―JOC理事会(時事通信) - goo ニュース

 今日JOCがコーチによる暴力事件を起こし迅速な対応を怠った全柔連に対し
13年度の交付金の停止などの処分を行ったらしい。

 女子選手15人の告発に始まった昨今の全柔連の対応の遅さは世間の一般
常識
から明らかに乖離しており、対策も後手に回っているケースが目について
いた
だけでなく ここに来て不正金銭徴収問題まで起きるなど‘貧すれば鈍ず’
絵に描いたような状態だ。

 にも拘らず理事達の危機感は全くなく昨日WBCの日本戦が行われているタイ
ミングで開かれた理事会でも現体制の維持を最優先する方向性を示していた
だが、どうやら その姿勢に業を煮やしたJOCが交付金停止の処分を行った

いう事だろう。


 そもそも日本発祥の競技で最も金メダルを獲得しているという事が聖域となり、
これまでの成功体験のみを拠り所に十年一日の如く負の伝統も堅持
していた
のが柔道界。


 当然ながらプロ化に対処できるはずもなくロンドン五輪では男子が史上初
金メダル0という歴史的惨敗を喫したにも拘らず、選手達のコンディショ
ニング
に対する無知なども考えない総括をしていた。


 ちょうど07年に時津風部屋で起きた親方の暴力致死事件から露呈した日本
相撲協会と似た状況ではないか。

 北の湖理事長をはじめとした相撲協会の無能さが露呈され文部科学省からの
公益法人剥奪問題までに発展したおかげで いくらかではあるがマシになって
いる感じではある。

 全柔連も相撲界同様 身内のみで運営する閉鎖社会だから自浄能力に期待
する方が無理だと考えているので、こういう組織を懲らしめるには金の流れを
止める事。


 おりしも全柔連のスポンサーが撤退の話が出ている中、今日JOCの交付金
停止処分を受けた事によって全柔連の体質が どう変わるのか?

 これが全柔連改革の切り札だろうし、これで変革できなければ日本の柔道は
終わるのではないだろうか。

 

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