姫矢准と溝呂木眞也は表裏一体?

 Ep18で溝呂木眞也は西条凪に対し
‘死にたくないから、死ぬのが怖いからビーストを殺す。
 しかし殺しても不安が増すばかりで最近よく変な夢を見る’と漠然たる
不安を告げ
‘ジャングルを歩いていると気味の悪い遺跡が現れ真っ暗な闇がオレを飲み
込もうとする夢を見る’
と語るのだった。

 そして溝呂木が言うところの‘気味の悪い遺跡’こそが姫矢がセラに導か
れて夢の中で見た遺跡だったのだ。
 ただし姫矢のように死んだはずのセラに導かれて辿り着いた遺跡ではなく、真っ暗な闇というのが最大の違いだろう。

 姫矢は遺跡の中でストーンフリューゲルを見つけてウルトラマンの光に巡り
会ったのに対し、溝呂木は人間達を操っていると思われるビーストを倒そうと
してダークメフィストと遭遇している。

  とはいえウルトラマンは姫矢に対して語りかけなかったが、メフィストは
溝呂木の声で語りかけているというのも注目ポイントだろう。

 そういえば溝呂木は‘死ぬのが怖いから更なる力を求めているうちに闇の
力にのまれる’というのを見るとスターウォーズのアナキン・スカイウォーカー
を思い出す。

  一方の姫矢の場合これまでの言動を聞いていると、悪を憎む心とセラを
死なせてしまった深い後悔からの償いの念が感じられる。
 つまり死を恐れてないという事だろうか?

 そういえば孤門に姦計を用いて闇の世界に引きずり込もうとした溝呂木
だが、姫矢にも最初に遭遇したときに‘なぜ戦う?誰にも賞賛されずボロ
ボロになりながら何のためにオマエは戦う?そんな孤独な戦いを続けても
空しいだけだぜ’と語りかけていた。

 ‘誰かに分かってもらおうなどとは思ってない、オレはただオレが得た光の
意味を探し続けているだけだ’と普通の人間なら誘いに乗ってしまう可能
性が高い溝呂木の誘いをしっかり断るのが、ウルトラマンとメフィストのデュ
ナミストの違いだろうか。

 とはいえ高潔な姫矢こそアナキン・スカイウォーカーではないが、一歩
間違えればメフィストに魅入られかねないわけで この2人が表裏一体
だったと思えるのだ。

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