ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
巨人はロッテより弱い・・・と言ったのか?
日本シリーズで盛り上がっている、ここ数日だが17年前の89年の日本シリーズではG1から3連敗したジャイアンツがバファローズに4連勝して大逆転優勝したシリーズだった。 ただこの年に話題になったのがバファローズのG3で登板した加藤投手が途中まで無失点の好投で3-0で勝った後にヒーローインタビューで
「巨人はロッテより弱い」
と放言?し激怒したジャイアンツがここから4連勝したのだ。
当時ジャイアンツを応援していた私は負けた瞬間にTVのスイッチを切って件のインタビューを聞いていないのだが、後日インタビューのVTRを見ると
「ジャイアンツ打線の印象は?」
「大した事なかったですね」
「自分達はシーズン中厳しい戦いを
勝って
きたのでロッテ相手に投げる方が楽でした」
というようなやり取りだった。
この年のパ・リーグは稀に見る大混戦でバファローズはライオンズ、ブレーブスとの三つ巴の激戦を制しての優勝だった。バファローズは阿波野、山崎の2枚エースを優勝争いしているライオンズやブレーブス相手に優先的に起用し加藤らは下位のオリオンズやファイターズ相手に起用されるケースが多かった。
加藤のような立場のピッチャーにとってライオンズなどのライバル相手なら意外に気楽に投げられるが、勝って当たり前の下位チーム相手の登板の方が実はプレッシャーがかかる。
翻ってシリーズに入りバファローズはG1、G2を阿波野と山崎が登板し逆転勝ちしての連勝で勢いに乗っている。そういう状況で登板する加藤はかなり気楽な立場だから「ロッテ相手に投げる方が楽だった」というコメントが出るのはある意味仕方ない。
ましてや加藤は優勝を決めた10月14日のホークス戦で登板し勝ち投手になるなどツキもあった。そしてシリーズでの投球内容はキャリア最高ともいえる出来でジャイアンツ打線は今一つ元気がない、このまま東京ドームで一気に決まるムードだった。
だからこそ正直者と思われる加藤は本音の「大した事ない」発言となったと思われる
まぁ受け取りようによってはそう取れない事はないだろうが、ここまでセンセーショナルに騒ぎ立てたのがジャイアンツを不法所持している新聞屋のスポーツ紙(○痴新聞?)だったら殊勲大というところだが。
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哲っちゃんは『巨人はロッテより弱い』なんて一言も言っていないのに、その後逆転勝ちしたとき中畑某が、
「巨人はロッテより弱いなんて言われたので、燃えた」
か何か言って、焚きつけていたんですよ。
「殊勲者は加藤だ」
なんて言われて、気の毒でした。
むしろ、巨人側が歪曲し、捏造したとも言えます。
結局本文にも書きましたが○痴新聞あたりの差し金を
みんな真に受けたのでしょう。
86年に故・津田恒美がG4終了後に「ライオンズ大した事ないですね」と言ってライオンズが逆転勝ちして事もあったのに津田は叩かれず加藤のみが叩かれてある意味気の毒ではありました。
まぁ歴史に名は残しましたけどね。
ツネゴンのその発言は覚えていません。
工藤がカメラに向かってウインクしたのも、この年だったっけかな?
あの当時の西武ライオンズは、悪を倒す『正義の味方』のような感がありました。
そうです、第8戦で同点2ランを打った秋山がやりましたね。私もまともに聞いてなかったけど後々そういう話が出てきました。