2018選抜高校野球,第5日  

国学院栃木が3回戦へ=明秀日立、東海大相模も―選抜高校野球

 今年の選抜高校野球は36校と通常よりも参加校が多いため日程が
変則で、まだ初戦を戦ってないチームがあるのに5日目は1回戦を勝
ち上がった3校と2回戦から登場する3校の対戦になっている。

 1試合を消化している方が試合カンが戻っているから有利なのか?
それとも待っている方が対戦相手の分析ができるから有利か?

 そんな中で今日の注目カードは第1試合の聖光学院-東海大相模戦
で開幕戦で東筑に逆転勝ちした強打を誇る東北王者の聖光打線が、相
模のエース・斎藤を打ち崩せるか。

 第2試合は初戦を3人の投手陣で先行逃げ切りに成功した国学院栃
木に対し、延岡の強打がどこまで3人の投手を打ち崩せるか。

 第3試合はスケールの大きな明秀日立に対し高知が粘りの野球で接
戦に持ち込めるか。

 第1試合:聖光学院 3-12 東海大相模

 1回に聖光が四球で出塁した1番が暴投で2塁に進み2番のヒット
でノーアウト2・3塁から3番の1塁ゴロで飛び出した2塁ランナーを
刺そうと2塁に送球した間に3塁ランナーが還り先制するが、その裏
に相模は1番がヒットで出塁すると四死球で満塁から4番のタイムリ
ーと併殺の間に逆転し更に7番が投手強襲ヒットで3塁ランナーが還
り3点目を挙げた後8番の3ランで一挙に6点。

 2回にも1番&2番の短長打で1点を加えると2アウト後5番が死球
で1・3塁から6番の3ベースで9-1として勝負を決めた。

 聖光の監督は打ち合いを予想していたが幸先よく相手のスキを突いて
先制したものの後続を絶たれて1点で止まったその裏に、1-2と逆転さ
れたところで止めておけばよかったものの投手強襲安打と3ランを打た
れて万事休す。

 両校は3年前の夏に対戦し6-1で相模が勝って優勝に突き進んだの
だが、この時も1回に4点を先行し6回までに6点を挙げて勝負を決め
ていたわけで同じ展開になってしまった。

 第2試合:国学院栃木 9-5 延岡学園

 1回に栃木は死球で出塁した1番が牽制悪送球で3塁に進み3塁ゴロ
でホームに突入するランナーを刺そうとした送球が悪送球になり先制
すると、その裏に延岡も1アウトから2番がヒットで出塁し2アウト
2塁から4番のタイムリーで追い付き5番の2ランで3-1と勝ち越す。

 更に4回には2番手の渡辺から6番&8番のヒットに3盗まで絡めて
1・3塁とし9番の2ベースで2点を追加し5-1とリードを広げる。

 ところが栃木は5回に7番が2ベースで出塁しバント失敗で1アウト
2塁から四球で1・2塁とし1番のタイムリーで1点を返し、更に2番が
死球で満塁から3番の遊フライ落球で1塁ランナーはアウトになったが
2点目を挙げ1塁ランナー盗塁の後4番のタイムリーで5-5と追い付く。

 これで流れが変わり6回に栃木は先頭の7番のHRで勝ち越すと、死
球で出塁した8番をバントで送り1番のタイムリーでリードを広げ宮に
スイッチして延岡打線を抑え8回には1番の2ランで勝負を決めた。

 4回まで栃木は先制したものの3併殺を喫するなどチグハグで進
塁打も打てず4点差となっていたのだが、遊フライの落球で1点多
く入った事が同点につながり流れを変えた形だ。

 第3試合:名秀日立 10-1 高知

 1回に日立は1番&3番の長短打で先制した後に3連続四球で押し
出しに犠牲フライで3点を先行すると、2回にも9番が死球で出塁
しバントヒットに暴投などで2アウト満塁から5番のタイムリーで
2点を加え5-0と優位に試合を進める。

 高知も4回に2番&3番の連打でノーアウト1・3塁から4番の3
ゴロ併殺打で1点を返すが日立の毎回ランナーの猛攻で疲弊したの
か攻撃にリズムがなく、5回には日立が四球で出塁した2人のラン
ナーを4番の3ベースで返し勝負を決めた。

 ロースコアの接戦に持ち込みたかった高知だが2回までに5失点
しただけでなく、6回まで毎回ノーアウトのランナーを出す日立打線
の迫力に完敗。 

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