ジョン・レスターのノーヒッターを見られた

 今日行われたボストンーKC戦でボストンのジョン・レスターがノーヒット
ノーランを達成した。
 このレスターは悪性リンパ腫から昨年7月に復帰した投手で、昨年4勝を
挙げ優勝を決めたWシリーズG4で先発をしている。
 ただ私的には当初‘何で こんなカードをNHKは放送するの?’ と思って
いた。
 実は昨年までNHKのMLB中継は、NYヤンキース戦が中心。
 その合間に松坂大輔が登板する試合のみ、ボストン戦の生中継という
パターンだった。
 ところが今年は先日など、松坂が登板しないボストンータンパベイ戦を
中継している。
‘なんで昨年のアメリカンリーグ東地区の優勝チームと最下位チームの
3連戦を全て中継する?’と思っていたが、よくしたもので今年のタンパは
強く偶然にも首位攻防戦になったのだが・・・・
 そんなわけで新聞でボストンーKCというのを見て‘どっちみちボストンが
勝つから・・・・’と、観戦には気乗りしなかった。
 東京で行われていた業界のセミナーから帰宅したのが2:00で就寝が3:00、
起きたのが7:00前だから後始末などをしていてTVを点けるのも遅れ勝ち
だった。
 しかも見始めたのが3回裏で大量5点を先行した直後だから、今一つ
興味が湧かなかった。
 ボストンのレスターが3回までノーヒットと言っていたが、二周り目からは
打たれるケースが多いけど‘だいぶボールが走り始めましたね’と放送
席で言っていたので‘ノーヒットノーランでもなければ面白みのない中継
だな’と思っていた。

 ところがKC打線が打てる雰囲気ではなく、ノーヒッタームードが充満し
始めた。
 そして9回になった時に球数が120球に近くなったので、放送席は
‘いくら球数に拘るといっても、まさか9回で替えないでしょう’と言っていた
が先頭打者を歩かせて2人目のランナーを出す。
 それでも後続を絶ってノーヒットノーランを達成したのだが、最後まで
放送席は‘もう1人ランナーを出したら交代でしょうか?’ などと
まるで昨年の日本シリーズの山井ー岩瀬リレーのトラウマがあったのだ
ろうか?

 そういえば山井ー岩瀬のパーフェクトゲームを食ったのが現Kc監督
トレイ・ヒルマン率いるファイターズだったというのも、何かの因縁だろう。
 私的にMLB中継で生ノーヒッターを見たのは03年にヒューストンが松井
秀喜が1年目だったNYヤンキース相手に6投手の継投で達成した03 年
以来だったが、1人の投手によるノーヒッターを生中継で見たのは 96年
9月以来だ。

 偶然でも こういう試合に巡り合えたのは

幸運だった。

 ちなみにNHKのBS-1は、明日も同じボストンーKC戦を中継するようだ。  

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