帰ってきたウルトラマン16話・大怪鳥テロチルスの謎

 今から50年前の今日71年7月16日にOAされた帰ってきたウルトラ
マンの16話・テロチルス編の前編は、怪鳥テロチルスが登場しウル
トラマンを苦戦させる。

 ところが今回のEPは当時のスター俳優・石橋正次が出演している
事もあって、屈折した青年・松本三郎の存在感の方がテロチルスの
脅威以上に目立っており1年3カ月後のアイアンキングで巨大ヒーロ
ーに変身する霧島五郎を差し置いて変身しないのに主役として敵を
倒してしまうだけの事はある。

 今回石橋正次が演じる松本三郎は秋田出身で小野由紀子と上京し
働いて結婚する予定だったにも拘わらず、由紀子は働く会社の経営
者の息子・横川浩と婚約した事から自暴自棄となり横川を殺そうと
する。

 横川と由紀子が乗ったヨットにダイナマイトを仕かけて爆破しよ
うとするもののテロチルスの飛行による風圧によって先に爆発して
しまい、当初は自首したのだが2人が生存していた事を知ると発言
を翻して脱走するなどムチャクチャ目立っていた。

 一方テロチルスの特徴としては自らの巣を造るために口から出す
白い粒子は排気ガスと化合して赤い毒ガスになり、これを浴びると
失明するという厄介なもの。

 当初これが雪のような感じで流れて来て由紀子が目をやられるわ
けでヨットが爆破された時にもコレが降っていたり、翌日東京のビ
ルの屋上にテロチルスの出した白い粒子が固まってあたかも城のよ
うになって車の排気ガスと化学変化を起こし毒ガスを発生される。

 そこでMATは上空の気流を遡り問題の白い粒子が火山島の悪島か
ら流れて来ている事を突き止め、郷が調査に向かうとテロチルスの
住処になっており郷はウルトラマンに変身して戦い始めるところで
終了するのだから当時見ていて消化不良な感じだった。

 だからこそ石橋正次が演じる松本三郎のアウトローぶりが、余計
に印象深いのだ。

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