斎藤佑樹は大騒ぎするほどの投手か？

光る投球術、伸びしろは？＝豊作ドラフト、戦略練る１２球団－プロ野球(時事通信) - goo ニュース

　昨日行われた東京六大学の勝った方が優勝を決める早慶戦の最終戦で
エースの斎藤佑樹が先発したものの、入学以来最短の3回で降板しチーム
も4-6で敗れて優勝を逃したのだった。

 　最上級生の4年になってキャプテンになった斎藤だが、今シーズンも1・2年
の頃のような凄みが見られず今ひとつのデキで早慶戦の初戦でも負け投手
になっていた。

　ここで思うのだが、斎藤佑樹はマスコミが大騒ぎするほどの投手なのだ
ろうか？

　もともと投球術については素晴らしいものがあり、甲子園ファイナルでの
駒大苫小牧との死闘を見ても分かるように勝ち運もあるというのが斎藤の
長所だ。　

　しかしプロで活躍するための‘これ’といった決め球は今ひとつだし、大学
ですら年々成績が下がっているのが気になるところ。
　勝ち運も1・2年の4シーズンで3度の優勝を飾っているが、3年以降の3シー
ズンでは1度も優勝してないばかりか作秋などは4位に終わっているのを
見てもツキが落ちた感が強い。

　平成に入って夏の甲子園の優勝投手で大成したのは松坂大輔と田中将大
の 2人ぐらいだから、最近の夏の甲子園で優勝するにはスタミナのロスが
少ないタイプの方が有利になっている。

　とはいえ そういうタイプの投手はプロでは今ひとつというケースが多い。
　それを考えると斎藤のチームメイトの大石達也や中大の沢村拓一らの
方がプロとしての評価は高いだろう。　

　夏の甲子園で優勝した時に‘いきなりプロ入りすると客寄せパンダに
されて潰れる可能性があるので、大学で4年間力をつければ
いい’と個人的に思っていたのだが、今の斎藤を見ていると
高校時代からの伸び代は感じられない。

　むしろ1・2年の頃までは高校時代の蓄えで投げ、打線も強力だったので
勝っていたものの昨年からは打線も小粒になり援護点も少なくなっている
のが勝てなくなった理由の1つだろう。

 　それを考えるとマリーンズやスワローズが1位指名する事を表明して
いるが、それ以外のチームが1位指名をするのは少ないのではないかと
思っている。