今日はブルース・リーの生誕70周年

 今から70年前の今日1940年11月27日に生まれたのがブルース・リーで、
今日がブルース・リーの生誕70周年になる。

 つまり73年7月21日に32歳の若さで亡くなったリーが生きていれば70歳に
なるわけで、ある意味想像がつきにくいのだが・・・・・

  私がブルース・リーを知ったのは小5だった74年。
 主演の燃えよドラゴンが日本で初公開されて大ヒットを記録し、TVで特集が
OAされたのだった。

 特にハンの島の地下工場での大人数を向こうに回しての立ち回りは驚異的だったし、特にヌンチャクの使い方は衝撃を受けた。
 見るからに重そうな鎖でつながれた2本の棒を いとも簡単に異常なスピードで振り回しているのは壮観で‘どうやったら あんなに早く回せるのだろうか’
と思い、ビニールパイプで作って友達とマネをしたのは言うまでもない。

 それまでヒーローといえばライダーキックなどの特殊な技を使いこなす特撮
ヒーローだったが、ブルース・リーの登場でリアルな人物がヒーローになった
のだった。

 その後ようやくブルース・リー主演の映画が次々に来て映画館に見に行っ
たのだが、本来ならブームが去ると‘あれは映画の中での事’と思って忘れ
去られるところだろう。

 しかし燃えよドラゴンとドラゴンへの道に死亡遊戯の3本は彼が興した截拳
道のプロモーション的なアクションが登場するなど格闘シーン自体もリアルな
もので、93年頃に日本に総合格闘技が入ってきたときに截拳道こそ総合格
闘技で立派に通用するものと確信したのだった。

 実際に総合格闘技の要素を意識して見てみると、1対1の勝負の場合 燃え
よドラゴンの対ハンを除いて殆どが締め技で決着させている。
 こうして見たら現在にも立派に通じる格闘技を70年代に既に完成させて
いたリーの凄さが分かる。

 燃えよドラゴンで冒頭の試合の場面で現在の総合格闘技では必須アイ
テムであるオープンフィンガーグローブを着用しているが、これはリー自身が
考えて開発したものらしい。
 更にレッスンを施した弟子に‘何を感じるか’と尋ね、考え込んでいた弟子
に‘考えるな、感じろ’ というセリフが出てくるが、これはスターウォーズ
あたりにも使われているセリフである。

  こういう ちょっとした部分を取ってもブルース・リーの先進性が垣間見れて
面白いし、もう少し長生きしていたら どこまで突っ走っていただろうかと想像
してしまう。

 反面あれほど苛烈に生き急ぐかのような人生を送ったからこそ、こういう
素晴らしい先進性溢れるモノを作り出したのかもしれない。
 そういう事を考えつつ生誕70周年を過ごすのであった。

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