峰岸徹を偲ぶ

 陸上自衛隊の権藤吾郎一佐は大阪のツイン21からゴジラの口内に
バズーカ砲で抗核バクテリアが入ったANEB弾を射ち込む事に成功。

 ‘薬はなぁ、注射より飲むに限るぜゴジラさん’

と不適に言った直後にゴジラからツイン21を破壊され崩落によって
死亡する。
 ゴジラVSビオランテの名シーンだが、この権藤吾郎を演じたのが
今月の11日に亡くなった峰岸徹だ。

 冷静な判断力と高い行動力を持ったベテラン自衛官を演じていたのが
印象的で、平成ゴジラシリーズでは1作のみの出演だが猛烈なインパクト
を残している。
 これは峰岸徹の演技力なくしては、ありえないだろう。

 峰岸徹の名前を初めて知ったのは、投身自殺した岡田有希子の交際
相手として名前が出たときだった。
 ドラマなどで顔は見ていたが名前と一致しなかったので映像を見て‘この
人が峰岸徹だったのか’と分かったのだ。

 ゴジラVSビオランテの権藤吾郎を見た後に‘高校教師’で娘と近親相姦
を重ねる芸術家を演じたのが印象深い。

 ちなみに離婚した前夫人は藍とも子。
 ウルトラマンレオの防衛組織・MACの松木晴子隊員役で自分の誕生
パーティーの最中にシルバーブルーメにMACステーションを急襲され
殉職している。

 何といってもインパクトがあったのが‘メカゴジラの逆襲’の悲劇のサイ
ボーグ少女・真舟桂だ。
‘ミスター怪獣映画’の異名を持つ平田昭彦演じる真舟博士の娘でチタノ
ザウルスに超音波を送り込む実験中に事故死した直後にブラックホール
第3惑星人に改造されチタノザウルスとメカゴジラのコントロール装置を
埋め込まれる。
 最後は自らを破壊して悲劇に幕を下ろす難しい役を演じていた。

 かつての妻が演じたゴジラ映画に出演した時の峰岸氏の気持は、どう
だっただろうか?
 そういえば一度、藍とも子の振袖姿の写真を見た時に少し岡田有希子
に似てると思ったが・・・・

 峰岸徹氏の ご冥福をお祈りします。 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ユッコもねぇ (柴田真紀)
2008-10-14 23:42:11
 あと20年生きていたら、どんなだったろうねぇ。
 まだまだ、恋愛できただろうにね。

 でも、自殺願望のある人って、太宰治なんかそうであったように、いつもどこか死に場所を探していて、どこかで助けられても、結局死んでしまうように思う。

 峰岸氏は、『めぐりあい』にも出ていたなぁ。
 
 
 
そうですね (こーじ)
2008-10-16 00:05:56
>柴田真紀様
 やはりこういう感性の人は咄嗟に・・・という感じでしょうかね。
 やはり長生きはするべきですね。
 
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