女王陛下の007とダイヤモンドは永遠に

 以前も記したようにBS日テレでは5月から毎週木曜に基本21:00
から007シリーズを一挙放送しており、8日にジョージ・レーゼンビ
ー主演の女王陛下の007が今日はショーン・コネリーが一旦復帰した
ダイヤモンドは永遠にがOAされていた。

 5作目の二度死ぬの後にショーン・コネリーが一旦007から離れる
という事から6作目の女王陛下の007は主演をジョージ・レーゼンビ
ーが演じたものの興行的に今ひとつだったので、7作目ダイヤモンド
は永遠にでショーン・コネリーが一旦007に復帰していたのだが改
めて両作品を見比べるとシリアスかエンタメかの路線対立になって
いた形だ。

 両作品とも何度も見ているのだが改めて今回見ているとショーン
・コネリーなら女王陛下の007版のボンドは違和感があって似合わ
ないと思うし、ダイヤモンドは永遠にのボンドをジョージ・レーゼ
ンビーが演じると月面探検車での脱出劇など似合わずティファニー
・ケイスの扱いもコネリー版ボンドとは正反対だったのではないか。

 女王陛下の007はハリー・サルツマン主導による原作に比較的忠
実な作品であったが、ダイヤモンドは永遠にはアルバートRブロッ
コリ主導の娯楽性を重視した作品となっている。

 現在でこそ評価が高い女王陛下の007だが公開当時は見慣れない
ボンドに違和感ありまくりだったようだし、コネリーボンドのよう
な力強さに慣れていたファンには不評だったのかもしれない。

 そしてダイヤモンドは永遠にで復帰したコネリーボンドを見て、
‘やはりボンドはこうでなければ’的な感想を当時のファンは持った
のではないかと思う。

 そういった意味で興行面でも差が付いたのだろうから以後の死ぬ
のは奴らだからのロジャー・ムーアボンドも、アルバートRブロッ
コリ主導の荒唐無稽なエンタメ系スパイアクション路線になったの
だろう。

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