フィールド・オブ・ドリームスは いい!

 昨日の21:00からBS-2でフィールド・オブ・ドリームスがOAされていた。
 ビデオを持っているし既に20回近く見ているので今さら見る必要もなかった
のだが、ついつい時間になったらチャンネルを合わせてしまい裏番組
WOWOWエキサイトマッチは週末の再放送で済ます事になってしまった。

 せっかくの好カードだったのに・・・・

 この映画は89年の作品だから上映されているので20年経つ。
 レイ・キンセラ役のケビン・コスナーやテレンス・マンを演じたジェームズ・
アール・ジョーンズ(ダース・ベーダーの声です)も若い! 

 トウモロコシ畑に野球場を作ったという事で話題になった作品で、八百長
疑惑で追放処分を受けたシューレス・ジョー・ジャクソンらが生き返って
プレーする。 

 天の声に導かれてキンセラが旅をするのだが、ボストンのフェンウェイ
パークで野球観戦するシーンも今となっては象徴的だ。
 フェンウェイパークは今でこそ松坂大輔らがプレーしているので有名に
なった球場だが、当時はレフトにスタンドがなくフェンスのみの珍しい球場
というイメージしかなかった。

  私が何より共感を持ったのがアーチー・ムーンライト・グラハム。
 この作品が遺作となったバート・ランカスターが演じていたが、MLB公式
戦の最終戦で1イニングのみ守備固めでプレーして引退した選手。
‘心残りは1度でいいからメジャーの投手と対決してみたかった。打った後に
2ベースコースを3ベースにして3塁へヘッドスライディングし、ベースを掴んで
すっくと立ってみたかったんだ’
というセリフを聞いてウンウンと頷いて
しまった。
 ‘ホームランを打ってベースを1周したかった’ではないところがいい。

 私も高校時代・弱小校のレギュラーになれなかった男だから、最後の夏の
大会では打席に立ちたかったのだがウェーティングサークルで試合が
終わったのだ。

 だからグラハムの気持ちはよく分かる。

 そして何よりラストで生き返った若き日の父親とのキャッチボールをする
シーンでは、ジーンときてしまい涙腺が緩む。
 やはりキャッチボールは野球の原点であり、父と息子の絆を確かめる
プレーだ。 

 かつて映画監督の黒澤明は自分の思い通りに演技してくれない役者が
いると撮影を中断してキャッチボールをしたというエピソードがあるらしい
が、それぐらいキャッチボールというのは心をつなぐプレーなのだ。 

 ちなみに息子が生まれた時に真っ先に思ったのは‘コイツが大きくなった
らキャッチボールができる’だった。
 それもフィールド・オブ・ドリームスのおかげだ。

  こういう名作は息子がもう少し大きくなったら一緒に見たい。
 とはいえ、どうしてもコレを見ると涙してしまうので息子から笑われないか
と心配になるのだが・・・・ 

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