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こーじ苑
室伏広治2大会連続の五輪メダル決まる
11日に行われたIOCの理事会で北京五輪のドーピング検査で違反が
確定した2位のワジム・デビャトフスキーと3位のイワン・チホンのメダルを
剥奪し、5位だった室伏広治が繰上げで銅メダルが決まったそうだ。
アテネの金に続いて2大会連続でのメダル獲得という快挙だ。
アテネの時も2位ながら金メダリストのドーピング違反で、繰り上がりの
金メダルとなったのだ。
2大会連続でドーピング違反失格での繰り上がりメダル獲得というのも
珍しい。
それにしても昨今の五輪の投擲競技は、ドーピングまみれの感がある。
アテネ1位のアドリアン・アヌシュ、アテネ・北京3位のイワン・チホンら
実力者達がドーピングで引っかかっているのに室伏は30代半ばでドーピ
ングなしで80mを越える投擲を続けている事は目立たないが凄い事だ。
Numberの北京五輪特集号に室伏のインタビューが載っているが、読ん
でいると まるで哲学者だ。
自分の体と会話できるわけで、この領域に達しているのはスピードスケー
トの清水宏保やイチローなど限られた者だけである。
30代になると20代までのように鍛えるだけ鍛えてもオーバーワークと
いうリスクが伴うようになる。
オーバーワークを避けるためには自分のコンディションに敏感でなけ
ればダメ、それには常に自らの体と向き合って相談しないといけない。
日本のマスコミは‘オーバーワークになるぐらい練習しないとダメ’ と
いった論陣を張りたがるが、それがいかに無意味な事か室伏の姿を
見れば分かる。
1人でも多くの‘自分の体と会話できる’
アスリートに出てきて欲しいもの。
室伏広治は格好のロールモデルなのだから。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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こういったことってあるのですね・・・。
二回も、それも両方ともメダルに関わっているとはね。
でもそうですね、おっしゃるとおり悲しいお話ですよね。
それだけ有力選手がドーピングを行っているということですからね。
投擲種目は薬に依存する傾向が強い競技ですので、
クリーンな室伏の偉業が際立ってます。
ロンドンでもこんな事が起きるかもしれませんが、
正直言って起きて欲しくはないですよね。